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大阪名物・551蓬莱の豚まん、モチモチの皮にする秘訣は?

2025.05.17

大阪名物・551蓬莱の豚まん、モチモチの皮にする秘訣は?
5月17日(土)の『ウラマヨ!』は、関西人ならほぼみんなが知っているであろう、関西にある有名企業や商品からベタなクイズを出題する企画【なにわのベタなもの検定 551蓬莱&りくろーおじさんの店編】を放送。そのうち“551蓬莱”の出店戦略のウラ側についてお届けします。
関西人が愛してやまない、551蓬莱の豚まん。ふっくらしたモチモチ生地の中にたっぷり詰まった具は、こだわりの豚肉と玉ねぎのジューシーさが特徴です。
実店舗は関西圏のみの出店にもかかわらず、今や全国的にも有名で、新大阪駅だけでなんと5店舗もあり、手土産として買うお客さんで連日行列ができています。

そんな関西人以外にも愛される551蓬莱の豚まんに関するベタなもの検定で、“関西人の正解率23%”とやや難問だったのが、<551蓬莱は関西の中でも“ある場所”にしか出店しないのですが、それは一体どんな場所でしょうか?>というクイズ。
気になる正解について、営業支援課の八田実紀さんは「551蓬莱はセントラルキッチンから(短時間で)材料を運べる範囲にしかお店を出していないんです」と発表。セントラルキッチンとは、調理や仕込みを店舗とは別の場所に集約して行い、各店舗に配送する仕組みのこと。551蓬莱のセントラルキッチンは大阪市浪速区にあり、そこから材料を2時間30分以内に配送できる場所にのみ出店しているのです。

ウラマヨ!
551蓬莱の豚まん

「西であれば神戸大丸店や和歌山近鉄店、一番東ですと滋賀県の草津近鉄店になります」と八田さんは語り、また“2時間30分”という時間設定については、「豚まんの生地をおいしく作れる発酵具合で届けられる範囲が、その時間になります」と説明。
独特な甘みとモチモチした弾力がある豚まんの生地は、配送している間にも発酵が進行。お客さんにとってベストな豚まんをつくるには、その範囲内にある店舗でなければならないのです。
 
さらに551蓬莱では、配送にかかる時間を逆算し、セントラルキッチンで発酵するまでの時間を変えた3種類の生地を製造。これによって、お店で包む際、生地の発酵状態にブレをなくし、いつでもどこでも変わらない伝統的な豚まんを提供できているということです。
八田さんは「発酵の度合いによって豚まんが小さく蒸しあがってしまったり、逆にすごく膨らみ過ぎてしまったりするため、絶妙なタイミングを見極めないといけないので、なかなかシビアではあります」と知られざる苦労について明かしてくれたのでした。
また番組では、約1000人の社員ほぼ全員が豚まんを包めるという551蓬莱で、この春入社したばかりの新入社員の研修現場にも潜入。スタジオには、その先生役で社内でもわずか6人だという豚まん包み“超名人”の称号を持つ社員が登場し、今年で創業80周年を迎えた551蓬莱の“新商品”をめぐる意外な裏側を紹介します。

さらにもう一つの有名店として、こちらも地元客はもちろん、お土産を買い求める遠方からの客が多く訪れ行列必至の“りくろーおじさんの店”に関するベタなクイズを出題。看板商品“焼きたてチーズケーキ”の、あのふわふわの秘密や、こだわり抜かれた材料などを大公開するとともに、1年半前にオープンし平日でも予約殺到中だという“りくろーおじさんの全てが堪能できるカフェ”の魅力に迫りました。
miyoka
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