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大成功の裏側で…万博会場“くら寿司”の世界の料理 実は480ものメニューが“おくら入り”になっていた

2025.08.30

大成功の裏側で…万博会場“くら寿司”の世界の料理 実は480ものメニューが“おくら入り”になっていた
8月30日(土)午後1時からカンテレで放送予定の『ウラマヨ!』は、関西人なら知っていて当然、関西の有名企業や商品からクイズを出題する企画【なにわのベタなもの検定 くら寿司&串かつだるま編】を放送。そのうち、大阪・関西万博の会場で大人気となっている“くら寿司”(本部・大阪府堺市)の店舗について一足先にお届けします。

開店前から店の外に行列ができるほど今人気の“くら寿司 大阪・関西万博店”。座席数は335席と、世界中に約700店舗あるくら寿司の中でも最大級の大きさです。店内は廃棄プラスチックや、廃棄物となる漁具を再利用したジャパニーズモダンスタイル。間伐された杉の木を使用したベンチなどもあり、サステナブルを強く意識した作りになっています。

行列客のお目当てについて、くら寿司広報部の小坂博之さんは「大阪・関西万博店では70種類の世界の料理を提供させていただいています」と紹介。今回の万博に参加している70の国と地域の代表料理を日本人の舌にも合うようにアレンジして、お寿司ではなくサイドメニューとして提供しているのです。
8月30日(土)放送『ウラマヨ!』

8月30日(土)放送『ウラマヨ!』

中でも一番人気はハンガリー料理の“鴨(かも)のロースト トリュフソース”。サクサクのクラッカーにマスカルポーネチーズと燻製(くんせい)した鴨をトッピングし、薫り高い特製トリュフソースを使用。他にも、低温調理したローストビーフに特製のバルサミコ酢がかかった、イタリア料理の“タリアータ”や、甘辛いタレに漬け込んだ鶏肉を焼いたタイのエスニック風味の焼き鳥“ガイヤーン”も人気で、他にも聞いたこともないような珍しい料理がたくさん味わえます。

そんな70にも及ぶ世界中の料理、全ての開発を手掛けたのが大阪府貝塚市にある開発チーム。その裏側を探るべく潜入すると、キッチンとデスクが同じ空間に…。

「こちらは普段商品を開発している部屋になります。事務作業や原価計算などもできて、動線的にも開発のスピードが上がるような設計になっています」と教えてくれたのは、商品開発部ジュニアマネージャーの中村重男さん。

話を聞いていくうちに、衝撃的な事実が発覚。なんと、「元々は160カ国分480のお寿司メニューを作ったんですけど、急きょ70のサイドメニューに変更になりました。お蔵入りですね」と明かされたのです。
「この提案会で決まったら、全て決定という時に、社長から『サイドメニューとして本当の名物料理にしたい』ということで480品全てが見送りになったという経緯があります」と中村さんは説明。お寿司にしたところ、480個の中で見た目や味付けが近いものが出てきてしまったため、社長の一声で70種のサイドメニューに変更したのだそうです。

これについて、スタジオに登場した広報・小坂さんにMCのブラックマヨネーズ小杉竜一さんが「メニュー全とっかえの時は、開発チームにかける言葉がなかったんじゃないですか?」と尋ねたところ、「そうですね(笑)、もう商品開発の中村が言っていた通りかなと思うんですけれども、結果論として“世界の料理”として提供したからこそ、これだけのお客様に来ていただけているというのがありますので、切り替えて正解だったなとは思っております」とのことで、最終的には苦労が報われ、ホッとしている様子でした。
8月30日(土)放送『ウラマヨ!』

8月30日(土)放送『ウラマヨ!』

番組ではこのほか、くら寿司のすしメニュー販売数ベスト3や、他のチェーンと違ってお寿司を回し続ける深い理由、そして新鮮でおいしいお寿司を提供する裏側なども紹介。

さらに、こちらも万博会場で大人気の“串かつだるま”(本店・大阪市浪速区)の取材では、約1000人のスタッフのうち、わずか合格率3%という厳しい試験を突破した串かつを揚げるプロに密着。名物会長の上山勝也さんが万博出店の裏側も激白します。
8月30日(土)放送『ウラマヨ!』

8月30日(土)放送『ウラマヨ!』

miyoka
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