『よ~いドン!』生出演、大阪の洗礼浴びた田口トモロヲ監督 映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』【舞台あいさつレポート】
峯田和伸さん&若葉竜也さんがダブル主演する映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』の舞台あいさつが2月26日、大阪市中央区の映画館で開かれ、メガホンをとった田口トモロヲ監督が登壇しました。
写真家・地引雄一さんによる自伝的エッセー「ストリート・キングダム」が原作。1970年代後半に自主レーベルのインディーズというスタイルを確立し、日本で初めてパンク・ロックを自分たちの手で生み出した若者たちを描く音楽青春映画。脚本は宮藤官九郎さんが手がけました。
写真家・地引雄一さんによる自伝的エッセー「ストリート・キングダム」が原作。1970年代後半に自主レーベルのインディーズというスタイルを確立し、日本で初めてパンク・ロックを自分たちの手で生み出した若者たちを描く音楽青春映画。脚本は宮藤官九郎さんが手がけました。
■「円さん、番組で言ってくださいよ…」
終始、会場を笑わせる田口トモロヲ監督(2月26日、大阪市中央区)
この日、田口監督は午前中にカンテレの『よ〜いドン!』(月~金 朝9時50分〜放送)に生出演し、大阪の洗礼を浴びたといいます。「レジェンドの円広志さんが、“映画がすごい面白かった。自分が若い時を思い出して、身体熱くなって、興奮した”と放送外で絶賛してくれたんですが、番組中では一切、言ってくれなかったんですよ」と苦笑い。それでも「本当にうれしかったです」と、喜びを表現していました。
■完成まで10年、迷走の果てにたどり着いた形
構想は2015年。原作を読んで着想を得てから完成まで、実に約10年の歳月がかかりました。2018年には宮藤さんに“原作リスペクト風ドキュメント脚本”を書いてもらったものの、その後は試行錯誤の連続。「改訂と迷走を繰り返す7~8年でした」と振り返ります。ドキュメント形式では「分からない」という声も多く、「自分たちにとっては当たり前の人物が、観客には伝わらない」と痛感。そこで一度すべてを解体し、ドラマとして再構築する道を選びました。時間をかけたからこそ、熱と物語が両立する一本に仕上がったといいます。
■『アイデン&ティティ』の縁、再び
同作は、ロック映画の金字塔ともいわれた田口監督の初監督作品『アイデン&ティティ』(2003年)のメンバーが再結集しました。峯田さんについて監督は、「相手の芝居や熱を受ける役はやったことがない。だからこそ、僕が見てみたかった」とキャスティング理由を明かします。
一方、若葉さんは、『アイデン&ティティ』をきっかけに俳優を志した一人。その思いを聞いた監督は「感激しました。いまは映画に出演してもらえて本当によかったという思いでいっぱいです」としみじみ。さらに「アイデン&ティティ愛」を公言していた吉岡里帆さんも出演。「俳優ストックに入れていたんです」と笑顔を見せ、長年の縁が実を結んだことを喜びました。
一方、若葉さんは、『アイデン&ティティ』をきっかけに俳優を志した一人。その思いを聞いた監督は「感激しました。いまは映画に出演してもらえて本当によかったという思いでいっぱいです」としみじみ。さらに「アイデン&ティティ愛」を公言していた吉岡里帆さんも出演。「俳優ストックに入れていたんです」と笑顔を見せ、長年の縁が実を結んだことを喜びました。
映画への熱い思いを語る田口トモロヲ監督(2月26日、大阪市中央区)
■「自分は自分でいい」のインディーズ精神
いまや日本ではロックフェスに何万人もが集まり、巨大なビジネスとなっています。しかし、その礎を築いた人々、そして“インディーズ”や“ロックフェス”という言葉を生み出した先駆者たちの存在は、決して十分に語られているとは言えません。「当時、こんなにも前衛的で攻めた、しかもポップなことをしていた人たちがいたことを知ってほしい」と監督は語ります。
そして何より伝えたいのは、「自分は自分でいい」「みんな違っていていい」という価値観が、あの時代にすでにあったという事実です。「この作品が、みなさんにとって生きるヒントになればうれしい」
そして何より伝えたいのは、「自分は自分でいい」「みんな違っていていい」という価値観が、あの時代にすでにあったという事実です。「この作品が、みなさんにとって生きるヒントになればうれしい」
映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』のメガホンを取った田口トモロヲ監督(2月26日、大阪市中央区)
映画『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』は、3月27日に全国の映画館で公開されます。
©2026 映画『ストリート・キングダム ⾃分の⾳を鳴らせ。』製作委員会
取材・文/華みず希 映画評論家も務める関西在住ライター
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