吉永小百合とダジャレ応酬!阪本順治監督・若葉竜也と会場沸かす「おおさかシネマフェスティバル」【授賞式レポート】

吉永小百合とダジャレ応酬!阪本順治監督・若葉竜也と会場沸かす「おおさかシネマフェスティバル」【授賞式レポート】
「なにわのアカデミー賞」として関西の映画ファンに愛される市民映画祭「おおさかシネマフェスティバル2026」の授賞式が3月8日、大阪市北区のホテルで開かれ、受賞者の吉永小百合さん、若葉竜也さん、阪本順治監督らのトークで会場が沸きました。
盛況だった「おおさかシネマフェスティバル2026」の授賞式(3月8日、大阪市北区)

盛況だった「おおさかシネマフェスティバル2026」の授賞式(3月8日、大阪市北区)

■『てっぺんの向こうにあなたがいる』が4冠

この日、ひときわ注目を集めたのは、吉永小百合さん主演の映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』です。作品は監督賞、主演女優賞、助演男優賞、撮影賞の4部門を受賞。吉永さんは長崎・五島列島での上映会に出席していたため授賞式には出席できませんでしたが、サプライズでリモート出演し、会場を大いに沸かせました。
「おおさかシネマフェスティバル2026」の授賞式会場に画面越しに手を振る吉永小百合さん(3月8日、大阪市北区)

「おおさかシネマフェスティバル2026」の授賞式会場に画面越しに手を振る吉永小百合さん(3月8日、大阪市北区)

女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子さんの半生を描いた同作は、監督賞を阪本順治監督、主演女優賞を吉永さん、助演男優賞を若葉竜也さん、撮影賞を笠松則通さんが受賞しました。
オンラインで登場した吉永さんは「今日はお伺いできず、すみません。すばらしい賞をいただいたのに申し訳なく思っています」と客席にあいさつしました。
『てっぺんの向こうにあなたがいる』で4冠に輝き、主演の吉永小百合さんとリモートでトークを繰り広げる(左から)阪本順治監督、若葉竜也さん、笠松則通さん(3月8日、大阪市北区)

『てっぺんの向こうにあなたがいる』で4冠に輝き、主演の吉永小百合さんとリモートでトークを繰り広げる(左から)阪本順治監督、若葉竜也さん、笠松則通さん(3月8日、大阪市北区)

■阪本監督とダジャレ応酬で会場沸く

壇上では、阪本監督、若葉さん、笠松さんも交え、和やかなトークを展開。阪本監督は、吉永さんがダジャレ好きなことを明かし、衣装と合わない靴の色を変えた際、吉永さんに「靴だけに、“くつ”がえしましたね」と言われたエピソードを披露。これに対し、阪本監督は負けじと、リモート出演の吉永さんに向けて「五島だけに“ご当”地試写ですね」とダジャレで応酬。吉永さんは「難しすぎる」と笑顔で返し、「ダジャレも演技とともに、もっと勉強します」と宣言し、会場の笑いを誘いました。
『てっぺんの向こうにあなたがいる』で監督賞を受賞した阪本順治監督(3月8日、大阪市北区)

『てっぺんの向こうにあなたがいる』で監督賞を受賞した阪本順治監督(3月8日、大阪市北区)

一方、吉永さんの息子役を演じた若葉さんは、ダジャレはまったく受け付けないタイプだといい、「阪本監督とスペインの映画祭に行ったとき、毎日ダジャレを言われて、困っていました」と暴露し、会場を笑わせました。
『てっぺんの向こうにあなたがいる』で助演男優賞を受賞した若葉竜也さん(3月8日、大阪市北区)

『てっぺんの向こうにあなたがいる』で助演男優賞を受賞した若葉竜也さん(3月8日、大阪市北区)

■主演男優賞は『敵』の長塚京三

映画『敵』で主演男優賞を受賞した長塚京三さん(3月8日、大阪市北区)

映画『敵』で主演男優賞を受賞した長塚京三さん(3月8日、大阪市北区)

主演男優賞には、映画『敵』で独居老人の老いと孤独を演じた長塚京三さんが選ばれました。長塚さんは出演の理由について、「老い、老いに伴う衰えを看過するわけにはいかない。渦中にいる自分が映画にしないでどうする」という気持ちで出演を快諾したといいます。役柄は自身の日常と重なる部分が多く、「あまりにも自分に似ている役で、ずいぶん悩みました」と当時の心境を振り返りました。

■助演女優賞に伊東蒼

助演女優賞は、『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の伊東蒼さん。「ちょっと落ち込んでしまったり、どうしても前に進めないときに優しく包み込んでくれるような言葉がたくさんある作品です。これからも映画づくりに携われる喜びを大切に頑張っていきたい」と笑顔で語りました。
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』で助演女優賞を受賞した伊東蒼さん(3月8日、大阪市北区)

『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』で助演女優賞を受賞した伊東蒼さん(3月8日、大阪市北区)

■黒崎煌代、中川未悠も出席

『見はらし世代』で新人男優賞を受賞した黒崎煌代さん(3月8日、大阪市北区)

『見はらし世代』で新人男優賞を受賞した黒崎煌代さん(3月8日、大阪市北区)

このほか、新人男優賞で『見はらし世代』の黒崎煌代(こうだい)さん、新人女優賞を『ブルーボーイ事件』の中川未悠さんが授賞式に参加し、式を盛り上げました。『ナイトフラワー』で内田英治さんが脚本賞、『国宝』で原摩利彦さんが音楽賞、『この夏の星を見る』で山元環さんが新人監督賞をそれぞれ受賞。日本映画作品賞は『国宝』が選ばれました。
『ブルーボーイ事件』で新人女優賞を受賞した中川未悠さん(3月8日、大阪市北区)

『ブルーボーイ事件』で新人女優賞を受賞した中川未悠さん(3月8日、大阪市北区)

なお、同映画祭の名物司会として知られる「なにわの名パーソナリティー」こと浜村淳さんは、検査入院のため、授賞式を欠席しました。
取材・文/華みず希 映画評論家も務める関西在住ライター
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