杉咲花を救うアベンジャーズ集結!この作品は若葉竜也が人の心を取り戻す物語だった!?
2024.06.24
頭痛で倒れ、検査の結果、症状が再発したことが判明したミヤビ(杉咲花)。いつ脳梗塞が完成してもおかしくないし、手術もできないという危険な状態になり、記憶も数時間しかもたなくなってしまいました。三瓶(若葉竜也)は黙々と手術の練習を続けますが、津幡(吉瀬美智子)に「彼女の望んでることをしてあげて」と言われます。
ミヤビは治療の手だてがなく、自宅静養でも状況は変わらないため、三瓶は休暇を取ってミヤビと二人で過ごすことに。「一緒にいませんか?」というセリフと言い方と表情がよすぎました……。最終回は、優しい表情の三瓶先生がたくさん見られる回でもありました。
ミヤビの部屋で、二人で過ごすシーンがとても愛おしくて、でもミヤビが置かれている状況を考えると切なすぎて、感情が忙しかったです。カウンターキッチンで料理をするミヤビを見つめていると、ミヤビが2色の器を見せながら「どっちがいいですか?」と聞くと、無言で指差す三瓶……二人の空気感が最高です。しかし、病状を考えると最後かもしれないから二人で過ごしているんですよね。もし何かあったときは……と保険証の位置を教えているシーンで痛感します。婚約者だったのにお互い苗字で呼び合い敬語な感じ、純愛だなぁ。
ミヤビに「おいしいですか?」と聞かれて泣きそうになりながら「おいしいです」と答える三瓶、プライスレス。「朝は食べないです」と言っていたのに、朝ごはんを作り、拒否したヨーグルトも食べます。この幸せがずっと続けばいいのに。寝てしまったミヤビをお姫様抱っこでベッドに運ぶ三瓶。熟睡する三瓶を見つめて涙するミヤビ、切ない……。
出会ったときの話をする二人。例のマスコットを一緒に買ったりして楽しく過ごしましたが、なんと現地で新型ウイルスが発生。何日も同じ建物に隔離され、死者も出ました。日本人は帰国できるようになったタイミングで、三瓶が感染。しかしなぜか、ミヤビがいました。「婚約者だって言って残らせてもらいました」と笑い、三瓶の手を握って「大丈夫です」と言うミヤビ。こんなん好きになっちゃうじゃん。
話の途中で寝落ちてしまったミヤビでしたが、翌朝目覚ましが鳴っても目覚めませんでした。異変を感じた三瓶は星前たちに連絡。ヨーグルトを食べて気合いを入れてから保険証を用意しようとすると「わたしの心は、三瓶先生を信じています。いつまでも忘れません」というミヤビからの手紙が。先日三瓶の寝顔を見ながら描いたイラストもありました。ミヤビ、字は上手なのに絵がつたないのがまた愛おしい。しかし今はそんなことを言っている場合ではないのでした……。泣きながら、ミヤビの日記を読む三瓶。これまでの二人のやり取りが思い出されます。
救急車が病院に到着し、それぞれ的確な判断をしていく星前・三瓶・綾野。低体温症を併発したためか、ミヤビの脳梗塞はまだ完成していなかった。低体温のままであれば、8分で手術すればいいが、両側から縫う必要がある。なんとそこに大迫(井浦新)が登場。「僕が一緒に縫うよ」と申し出る。手術させてほしいと頼み込む面々に、家族の了承を得てから手術するという条件を出し、もし失敗すれば「全責任は俺が取る」とOKを出す藤堂(安井順平)。なんとかミヤビを救おうと集結するアベンジャーズのような面々にしびれる……!
そして、ラストでもう一つ伏線が明らかになりました。南アフリカでろうそくを見ながら影の話をした後「僕と結婚してくれませんか」「はい」と結婚の約束をしたミヤビと三瓶。その後に「お腹空いてきましたね」と言い始めたミヤビが取り出したのは、なんと1話から三瓶がよく食べ、たびたびミヤビに勧めていたあの細長いグミでした。そしゃくや幸せホルモンのくだりもすべて、ミヤビの受け売りだったのです。
毎回勧めることで、ミヤビが自分のことを思い出してくれないかと願っていたのかと思うと、あらためて三瓶ってけなげ。そして愛が深い。
周りと支え合いながら生きるミヤビの姿に、幾度も励まされました。ミヤビのような病気ではなくても、人はそれぞれ何かを抱えて生きています。悩んだり自信がなくなったりするけれど、諦めずに人と関わりながら、前に進みたい。そんな勇気をくれたアンメットに、あらためて感謝します。
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