食べてみよか

姫路から世界へ発信!辰巳琢郎監修の日本ワインとだし料理のペアリング

2024.04.11

姫路から世界へ発信!辰巳琢郎監修の日本ワインとだし料理のペアリング
2024年3月22日にJR姫路駅ちかくに「おだしとワインとお料理と。motto」というお店がオープンしました。展開するのは1888年に姫路で創業し、駅弁やえきそばで旅行する人たちの食をサポートしているまねき食品株式会社。
地元の食材とおだし文化をカジュアルに提供し、いまブームになりつつある日本ワインとのペアリングを楽しめるお店です。
そのワインの監修は俳優で「日本のワインを愛する会」会長の辰巳琢郎さん。
どんな思いでお店を立ち上げたのか、まねき食品の竹田典高社長と辰巳琢郎さんにお話を伺いました。
―「おだしとワインとお料理と。motto」ができたきっかけを教えてください。
(竹田)
私たちの会社、まねき食品は駅弁やえきそばなど、駅を中心に商売をしていて、町との結びつきを大切しています。明治21年に姫路で創業して今に至っていますので、姫路の町がさらに発展してほしいと常に願っています。
昨今、多くの観光客の方が姫路にお越しになるのですが、泊まる所が少ないこともあり、日帰りされる方が多いんです。どうすればこの町でゆっくりと過ごしていただけるのか。
もしお酒を飲みながらゆったりと食事を楽しめる、そういう場所が増えたら、ホテルももっと増えて宿泊される方も多くなり、町にとってプラスになるのではと考えました。姫路の夜を盛り上げたいというのが今年のテーマなんです。

姫路には日本酒の有名な酒蔵がいくつかあり、クラフトビールの醸造所もあります。なので姫路の日本酒やビールを楽しんでいただけるお店はありますが、一方でワインはここっていう所が少ないし、新しくお店をだすならワインって面白いかなと思いました。
ワインに合わせる料理は洋食のイメージがあるけれど、意外と和食とも合うので私たちの経験を生かしてチャレンジできるのかなって。

そんな時、辰巳琢郎さんに出会いました。辰巳さんとお話しする中で、日本で作られているワインがいろいろあることを知りました。自然派ワインであったり、ラベルがかわいいワインがあったり。いろんな地域で造られていることを教えていただきました。
(辰巳)
そうそう。確か、差し入れでいただいたアナゴのお弁当がおいしかったんですよ(笑)。『お城サミット』の関連イベントに出ていて、そこで竹田さんと出会ったんでしたね。ワインのお店を始めたいという相談を受けて、日本ワインをフィーチャーしていただけるなら協力しますよって(笑)。
姫路はワイン文化がないというけれど、実はそこそこあるんじゃないかって僕は思います。ただし、日本ワインを追及しているお店がほとんどない。日本ワインの発信ができるなら協力を惜しみません。
ワインは地域おこしのきっかけになりますし、デスティネーション(旅の目的地)にもなる。食やお酒を通じて日本の素晴らしさをもっと知っていただきたい。どんな生産者も思いを込めて作物を育てています。さりげなくそんなことに気がついていただけるお店になったら最高ですね。

提供:姫路市

(竹田)
外国人観光客も意識しました。全世界を脅かした新型コロナ感染症によって行動制限される以前は年間30~40万人くらいの外国人の方が姫路城を訪れていました。2022年ごろから少しずつ回復傾向にあり、訪れる方の中にはワイン好きが多いのではと考えております。意外に思われるかもしれませんが、だしとワインがすごく合うので、お料理もだしをベースにいろいろ作り、日本ワインとのペアリングができたら楽しいなと。そこからお店のコンセプトが生まれました。

(辰巳)
それ、実は意外じゃないんです。日本ワインの中でも、例えば北海道の余市のピノ・ノワールで造られた赤ワインは、だしの味がするとよく言われています。余市のリーダーでもあるドメーヌ・タカヒコさんのワインは世界でもひっぱりだこ。ピノ・ノワールに限らず、日本ワインにはだしを感じるというのはワイン業界では広く認識されているんです。それに、アルコールの強さとかタンニン、たっぷりとした果実味を求める流れは、すでに過去のものとなりつつあります。“食のライト化”と同じですね。つまり、和食と日本ワインの相性は抜群ということ。ワインは農産物、地域ごとの土壌や気候といった作物に影響を与えるテロワールを想像すると一段とおいしくなります。日本ワインとお料理のペアリングを、是非このお店で気軽に試してみてください。
(竹田)
お店で出すワインは定番品も置きますが、辰巳さんセレクションの限定品も扱います。「今日はどんな日本ワインがあるのかな」「あ、今日は○○県のワインだ」とワクワクしながらお店を訪ねていい時間を過ごしてほしいです。僕たちは食を通じてみなさんの旅行を応援する、旅したくなる気分をサポートする会社なので、このお店でいろんな日本ワインに出会って、そこのワイナリーに行きたくなって、旅をしたい気持ちになっていただけたら。
その移動の途中で駅弁を買い、えきそば食べるきっかけになればうれしいです(笑)。
(辰巳)
海外のワイナリーにはすぐ行けないけれど、国内のワイナリーなら行きやすいですしね。

(竹田)
姫路からはどこにでもアクセスしやすいですし、都会過ぎないし地方過ぎもしない。いろんな人が交差して、交流するにはいい場所ですよね。
外国人の方も多いので姫路で日本の食文化に出会って、「日本ワインって美味しい」って感じてくださったらとっても素敵ですよね。

(辰巳)
そのためには、やっぱり手が届くところに日本ワインがないと。旅行者ならその土地の食事とその土地のワインはきっと試してみたくなるでしょう。姫路のような国際都市で日本ワインを打ち出していくことができれば、素晴らしい日本のアピールになると信じています。日本ワインの発信基地になればいいですね。
辰巳琢郎
俳優。テレビ・映画・舞台など活躍する一方で、芸能界きってのワイン通としても知られる。
「日本のワインを愛する会」会長、日本ソムリエ協会名誉ソムリエの他、数々の海外ワイン騎士団の騎士号を贈られている。BSテレ東『辰巳琢郎の葡萄酒浪漫』(毎週日曜23:00~23:30)放映中
店舗情報
「おだしとワインとお料理と。motto」Instagram
火曜定休日
日〜木曜11:00〜22:00(L.O.21:30)
金・土曜11:00〜22:30 (L.O.22:00)
姫路市駅前町350
079-263-7388
 
   
【締め切りました】この記事にコメントしてお食事券をゲットしよう!
募集は締め切りました(4/22午前10時00分)
「おだしとワインとお料理と。motto」のお食事券(10,000円/有効期限:2024年8月31日)をご提供いただきましたのでプレゼントしちゃいます!

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例えば、「ワンオペのパートナーに感謝を込めて二人で食事をしたい」とか「今年就職した子どもの就職祝いを家族で」など。なんでも結構です。
コメントしていただいた方の中から抽選で3名さまにお食事券をプレゼントいたします。

【締切】2024年4月22日(月)午前10時00分
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※転売禁止。発見した場合にはしかるべき措置を取らせていただきますのでご注意ください

※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます(4/25頃までに発送完了予定)。
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miyoka
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