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衣替え時に受けたい「骨格診断」“体型”より“質感”

2024.11.03

衣替え時に受けたい「骨格診断」“体型”より“質感”

▼新人・田中友梨奈アナ「骨格診断」を受ける

自分に似合うファッションを見つけるときに役立つ「骨格診断」。実際に診断を受けたことのある人は意外と少ないのではないでしょうか。信頼性や値段など、診断を受けていない理由は人それぞれだと思います。

カンテレ入社1年目の田中友梨奈アナウンサーも「骨格診断」を受けたことがない人のひとり。服装や映り方で悩むことがあるということで「骨格診断」を受けてもらいました。

ご協力いただくのは「LINK color&style」(大阪市西区)。診断をしてくれるのは、渕田有紀子さん、水口映美さん、大河有未さん、高田美里さんの4人の診断士。
※通常は、1対1で診断を行っています。

「LINK color&style」の診断士
(渕田有紀子さん、水口映美さん、大河有未さん、高田美里さん)

「骨格診断」は「パーソナルカラー診断」を受けたことがある人のみを対象にしているということで、今回は特別に簡易的な「パーソナルカラー診断」も合わせて受けました。

※田中アナが受けた診断メニューは「骨格診断」(1名:28,000円、120分)

▼パーソナルカラー診断

肌や目、髪の色から自分に似合う色を導き出す診断のことで、春・夏・秋・冬の4タイプで分かれています。田中アナは「ブルーベース・夏」(青みがあり、くすみのある色)の中でも、明度が高い色がベストカラーという診断結果になりました。

▼「骨格診断」で何がわかるの?

素材・形・デザインからヘアスタイル・アクセサリーに至るまで、自分に似合う“色以外の全ての要素”が分かります。「LINK color&style」では、3つの基本となる骨格タイプ「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」を細分化した「骨格12分類」を用いて診断しています。

骨格12分類

▼「LINK color&style」での骨格診断の流れ

 
   
 


 

① 面談

あらかじめ記入したヒアリングシートをもとに面談します。
 
 


 

② 触診

ひざ、肩、手など、骨格タイプの違いが出やすいところに触れます。
田中アナは“筋肉のハリ感”に加え“骨の硬さ”があり「ストレート」と「ナチュラル」の特徴を持っていることが判明。

触診中の様子

 
 


 

③ 質感のチェック

生まれもった体の“質感”により似合う素材が決まります。「骨格診断」において質感は重要な要素で、服を着たときに感じる違和感は“素材”から来る場合も多いです。

初めに「ウェーブ」「ストレート」「ナチュラル」の三つの骨格タイプを理解するために、タイプ別に似合う上着を田中アナに着てもらいました。
軽くて薄い素材とハイウェストが似合わず、割烹着を着ているように見えることから「ウェーブ」は早い段階から候補から外されました。
「ナチュラル」の人に似合うシワが特徴のシャツはラフでカジュアルすぎて、華やかで洗練された田中アナのイメージが引き立ちません。
今度は「ストレート」の基本となるハリ感があり、厚みのあるスーツジャケット。似合ってはいますが“ベスト”とはなりません。
「ナチュラル」と「ストレート」でなかなか結論が出ず、4人の診断士がこれまでの診断内容をもとに話し合います。どうやら田中アナは診断した人たちの中でもかなりの難易度のようです。

考えがまとまったところでもう一度仕切り直し。天然素材と合成繊維での見え方を確認します。

天然素材・シワ感のある生地で厚めのシャツ

粗さと重さのあるカジュアルな天然素材

天然素材が似合わないということが分かり、合成繊維に移ります。
いろんな素材を当ててみた結果、合成繊維の中でも、特にポリエステルシャンタンなど、織り感があり、自然なつやがある素材が合うことがわかりました。

似合う素材をつかんだところで、服のデザイン(シルエット)のチェック。
「ストレート」に合うチェスターコートを着てもらいましたが、上半身から腰回りにかけての着膨れ感が気になります。

ストレート・チェスターコート(光沢感弱め)

あれもこれも違うと悩んでいたところ、診断士の大河さんが「私が着ている上着はどうですか?!」と羽織っていたジレを田中アナに差し出しました。

「ストレート」に似合うジレとロング丈のスカート(光沢感強め)

上半身はだいぶ良くなりましたが、足元がパッとしないということで、スカートをマキシ丈まで伸ばします。また、シンプルなデザインだとつまらない印象になってしまうので、少しデザイン性を加えます。膝下丈と比べてみると、マキシ丈の方が田中アナにマッチしていますね。
 
 


 

④ ボディーバランス

ボディーバランスの診断では、体の全体的なバランスを観察します。
田中アナは、ヒアリングシートで肩がゴツく見えることが悩みだと挙げていましたが、肩幅のバランスは平均的。しかし、僧帽筋が人より発達していることが原因でたくましく見えてしまうということがわかりました。
もう一つの悩みとして挙げていた腰回り。スカートは着膨れして見えないように広がりを抑えたものを選んだり、長めのジレで腰回りを隠したりすることが有効だそうです。
 
 


 

⑤ 顔診断

体型と質感に加えて、顔が与える印象もスタイルを決める上での大事な要素の一つ。
顔診断では、顔のイメージを8つの要素に分けて、顔のパーツごとに当てはまる要素に点数をつけます。
田中アナの場合、一番点数が高かったのが「エレガント」、その次に「華やか」。全く該当しない要素は「マニッシュ」という結果になりました。
 
 


 

⑥ スタイリングの提案

全ての診断結果を踏まえて「個性的なファッションスタイルの友だちとのお出かけ」をテーマに骨格タイプに合う服に着替えてもらいました。

▼BEFORE

🔺改善ポイント

・腰回りをすっきりさせる

・直線感を出す

・着こなしに変化をつける

▼AFTER

⭕️提案スタイルの注目ポイント

・厚み、ハリ、織り感、光沢のある素材のジレとワイドパンツ

・ジレの襟を立て、サイドヘアを残すことで、ネックラインをカバー

・パンツの腰回りをジャストサイズに調整し、ジレでカバー

・パンツのウエストはジャストの位置に

・ジレの前開きのラインとバックの模様で直線感を演出

・ジレの襟立て、裾が広いパンツ、デザイン性が高いバッグの重ね持ちで着こなしに変化を与える

・大きめでシンプルなアクセサリーとキレイめのブーツ

★スタイリングで注意すべきポイント

・厚み、ハリ、織り感、自然な光沢のある合成繊維
・ネックラインを開けすぎない
・腰回りを広げない
・ジャストウェストにする
・直線感を出す
・デザイン性で変化をつける
・大きめでキレイめな小物使い

▼診断結果

・筋肉のハリ感に加えて、骨の硬さも感じられる「ナチュラル」寄りの「ストレート」

・ボディーラインは立体的でありながら、メリハリは弱めの「ストレート」

・「骨格12分類」では、「スレンダーストレート」(ボディーライン)と「ラフストレート」(質感)の混合
 → 「スレンダーラフストレート」

・似合う素材が「ラフストレート」の中でかなり限定的

・ハリ感があり、つやは強すぎず、ある程度の粗さや織り感がある素材が吉

・天然素材より合成繊維の方が得意な傾向にある非常に珍しいタイプ

※受診後、1週間を目安に診断結果をまとめたレポートがPDFで届きます。

▼まとめ

筆者も「LINK style&color」にお世話になったひとり。30代を迎えて、自分に似合う服がだんだんわからなくなり、クローゼットには着ない服であふれていたので、無駄な買い物を減らすためにも診断に踏み切りました。

受診前は本当に納得のいく結果が出るのか不安もありましたが、診断中に自分が抱える悩みを全てぶつけることで、モヤモヤが解消しました。受診後は、服を買う時間は極端に減りましたし、服のシルエットより素材を意識するようになりました。服で悩むときはいつも診断レポートを見返しています。

「骨格診断」において、骨格の基本となる「ウェーブ」「ストレート」「ナチュラル」の3タイプは体重や身長、年齢によって変わることはありません。3タイプを細分化した骨格12分類では、体型の変化や年齢を重ねることにより3タイプ内での分類が変わる場合があります。「骨格12分類」は3タイプでは判定が難しい方や、骨格タイプ的に似合うはずのものが似合わないと感じる方にもご納得いただけるメソッドです。また年齢を重ねることにより、以前に似合っていたものが似合わなくなったといったお悩みにも、きめ細かく対応することができます。診断料が高くて悩まれている方も多いと思いますが、自分の骨格に合っている服を着ているはずなのに違和感を感じる方や自分に合うスタイルを知って無駄な買い物を減らしたいという方はぜひ受けてみてください。
LINK color&style
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