【兵庫・姫路】万博のオーストリア館を彩った「世界に16台」の希少ピアノの無料コンサート開催

【兵庫・姫路】万博のオーストリア館を彩った「世界に16台」の希少ピアノの無料コンサート開催
兵庫県姫路市の文化交流拠点「アクリエひめじ」が9月1日、開館から丸5年を迎えます。節目を記念し、「アートの扉、開けてます。」をテーマに、文化芸術をもっと身近に楽しんでもらおうと、多彩な催しを展開。昨年、大阪・関西万博のオーストリア館で注目を集めたグランドピアノを使ったコンサートなどを通して、万博のレガシーを姫路のまちへつなぎます。
五線譜をモチーフにしたらせん状のオブジェが美しいオーストリア館(2025年5月、大阪市此花区)

五線譜をモチーフにしたらせん状のオブジェが美しいオーストリア館(2025年5月、大阪市此花区)

■ピアノの内側には北斎の「神奈川沖浪裏」も

このグランドピアノは、オーストリアの名門ベーゼンドルファー社製。「世界3大ピアノ」の一つとも称され、世界にわずか16台しかない貴重な1台です。内側には葛飾北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が描かれています。
昨年、姫路城とウィーン市のシェーンブルン宮殿が姉妹城となった縁もあり、姫路市が5000万円で購入しました。ヤマハの自動演奏機能「ディスクラビア」も備え、伝統あるピアノとデジタル技術が融合した新しい音楽体験を楽しめます。
オーストリア館内に展示されていたベーゼンドルファー社製のグランドピアノ(2025年5月、大阪市此花区で)

オーストリア館内に展示されていたベーゼンドルファー社製のグランドピアノ(2025年5月、大阪市此花区で)

■9月1~4日、昼休みに楽しむ無料コンサート

9月1日(火)~4日(金)には、このピアノを使ったランチタイムコンサートを開きます。各日午後0時15分~同0時45分。昼休みのひとときに、世界に誇る名器の音色を気軽に楽しめます。入場無料で、当日先着150人です。
9月5日(土)から11月15日(日)までは、「ひめじアートシーズン2026」が始まります。昨年からスタートした同イベントのテーマは、「ふれる(誰でも参加できる)」「つくる(みんなで創る)」「つなぐ(若者が夢を描ける)」の三つ。期間中は中心市街地をはじめ、市内のさまざまな場所を舞台に、多彩な文化芸術イベントを繰り広げます。

■ピアニストと一緒に名器を体験

浮世絵が美しいベーゼンドルファー社製のグランドピアノ(2025年5月、大阪市此花区で)

浮世絵が美しいベーゼンドルファー社製のグランドピアノ(2025年5月、大阪市此花区で)

9月21日(月・祝)午後3時~4時と22日(火・休)午後3時~4時には、参加型企画「ピアニストとベーゼンドルファーを弾いてみよう」をアクリエひめじ小ホールで開催します。21日は北村明日人さん、鯛中卓也さん、22日は山中歩夢さんが講師を務めます。名器の音色を「聴く」だけでなく、実際に鍵盤に触れてみる機会です。入場無料です。

■秋のランチタイムを音楽で

さらに9月30日(水)午後0時15分からは、アクリエひめじ小ホールで「音のきらめき~マリンバ×ベーゼンドルファー~」、10月11日(日)午後0時30分からは、中ホールで「星空眺めてお昼寝コンサート~安らぎのランチタイム~」を開催します。いずれも入場無料です。
万博から姫路へやって来た特別なピアノをきっかけに、音楽もアートも、もっと身近に。開館5周年を迎えたアクリエひめじで、新しい文化との出会いを楽しんでみませんか。
文/華みず希 万博ロスの関西在住ライター。
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