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“X JAPAN” YOSHIKIさん ノーカットインタビュー【海外特派員リポート】

2024.01.30

“X JAPAN” YOSHIKIさん ノーカットインタビュー【海外特派員リポート】

【独占】“X JAPAN” YOSHIKIさん ノーカットインタビュー 能登半島地震、大谷選手、HEATH さんへの思い

ハリウッドスターら著名人の手形などのプレートで知られるアメリカ・ロサンゼルスの映画館「TCL チャイニーズ・シアター」。“日本の歴史における最も影響力のあるミュージシャンおよび作曲家”として、X JAPANのYOSHIKIさんが選出され、日本人として初めて手形と足形が刻印されたプレートがシアターの前庭に設置されました。
実際に飾られた心境、能登半島地震で被災された方への思い、同じ LA で活躍する大谷翔平選手やHEATH さんへの思いなど、 YOSHIKI さんに独占インタビューをしました。
―ご自身の手形足形が設置されたのをご覧になった心境は?
現実味がないというか・・・。この数か月やっぱり慌ただしかったので、何が現実で何が夢なのか。まだちょっと実感がないです。

―出来上がりをみてどう?
自分の手はやっぱりそんなに大きくないなと、見た感じですけれど。友達とかが来て手をあててくれたら、意外に大きいじゃん!って。見た目と実際にあててみるとでは違うなと思いました。

―世界を目指す若者にメッセージは?
夢を持ってあきらめなければある程度のところにたどりつけるんだなって。自分も何度も何度も挫折してもおかしくない場面っていうのがたくさんあって、決して自分だけでここに来られたわけじゃないので。それはファンのみんなであったり、母であったり、一緒にバンドを始めたメンバーであったり、みんなとここまで来られたんだという風に思っています。同時にまだまだ頑張んなきゃいけないなっていう風にも思っているので、自分は決して良いお手本でもなんでもないんですけれど、こんなむちゃくちゃの音楽少年でも頑張れば何か達成できるんだなということを、みなさんにもちょっと心の片隅に留めていただければ。決して順調な人生でも何でもないし、ただガムシャラに突っ走ってきただけなので。

―若者にもチャンスはある?
もちろんです。自分みたいな者でもここまでできるんだったら誰にでもチャンスはあると思います。
―同じロサンゼルスで活躍中の大谷翔平選手についてどう思う?
すごいと思いますね。ものすごく尊敬します。やはりすごい努力されているんだと思いますし。
あれだけのことを達成できているし、今回(能登半島地震の)寄付もされたという話を聞きまして、素晴らしいと思います。

―実際に大谷選手のプレーを見たことはある?
ぜひ見に行ってみたいって思います。
去年はあまりにもスケジュールが色々ありすぎてあまりロサンゼルスにいる機会がなかったんですけれど、基本的にはロサンゼルスに住んでいるので、ぜひ見に行きたいですね。
―能登半島地震で被災された方への思いや支援は?
今回こういった(お披露目)セレモニーがあることで、どういった思いを届けられるのかなと。
ハリウッドという場所なので、日本ではこういうことが起こっていて、支援をしようとしていることをまず言いたい。僕はその時は日本にいて、アメリカには数日前に来たんですが、それぞれ自国では起こっていることがたくさん報道されますけれど、国境を越えると「ああ、そうなんだ」という程度。もちろん地震があったことは言われたりしますが、こんな状況だっていうのは伝わっていなかったりもするので。それを言わせていただければ。自分自身はすごく微力だと思うんですけれど、自分が寄付をすることで、それは日本の方たちだけではなく、支援の輪というか助け合いの輪というのか。それは日本に限らないと思うので、色んな国で色んな悲劇が起こっていると思うので。何度も言いますが、自分自身がそんなに影響力があるわけでもないし。ただ自分がこういう立場にいられるということで、少しでも貢献できればなと。
―HEATHさんの悲報を受けて今後どのような活動を?
本当に突然だったし、去年自分自身も音楽のクラシックのワールドツアーがあったり、THE LAST ROCKSTARSや映画があったりということでがむしゃらに突っ走った中で、まだ、起こっていることを「本当なのか」と、まだ消化できていない自分がいて。
その日はニューヨークで。ちょうどカーネギーホール公演が終わったところで、なんとなく達成感に浸っていたんですけれど、次の日ですね。「えっ?」て。本来であればサンフランシスコに行くはずだったんですけれど、現実味がないまま「本当なのかな」って、ただ涙だけ出てきて。実際にHEATHと対面した時は、自分を、どういう風に消化したらいいのかわかんないですけれど、やっぱり責めもしましたし。何をもって何が達成感で何が…っていうのがちょっとわからなくなっちゃいまして。ただ年末までいる日本でのことも含めて、今自分が決まっているスケジュールとか、いただいたお話に関して全力を尽くすしかないっていうことで突っ走ってきている中で、今日のイベントもその1つなんですけれど、まだ頭の中で整理できていないというか。あと1週間ぐらいで自分の中でスケジュールとか色んな意味でひと段落するので。そこでもっと物事の整理ができるのかなとか、それでもできないのかなって。自分だけの問題ではなくて、他のメンバーであったりファンの方であったり、みんながどうやってこれから前向きに生きていけばいいのかってことも含めて、しっかりしなきゃいけない自分もいる反面、自分も悲しんでいる。だけど自分が止まってしまったらどうするんだとか。整理ができていないのが本音ですかね。

―最後にファンの方へメッセージを
今日こうやってハリウッドで祝っていただいてとても感謝していますし、同時に日本で今頑張っているみなさんにも元気を送りたい。今日は現地の方もヨーロッパの方も日本からも来てくれたファンもいるので感謝していますし、ファンのみんながいてくれたから今こういうことが出来ているんだなっていうのと、自分がどうやって今後お返しができるのかなって。ファンのみなさんに与えてもらった人生みたいなものなので、一緒に頑張っていきましょう。
YOSHIKIさんは能登半島地震の被災者を支えるため、10年以上愛用したこのピアノを、チャリティーオークションに出品。4000万円で落札され全額寄付することになりました。
YOSHIKIさんは「Forever Love」の曲を演奏し、音楽とともに被災地へ思いを寄せました。

【独占】“X JAPAN” YOSHIKIさん ノーカットインタビュー 能登半島地震被災地への思い、HEATH さん死去、大谷選手の活躍…【関西テレビ】

miyoka
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