見てみよか

大阪・道頓堀のカニの看板に秘話あり【ウラマヨ!】

2024.12.21

大阪・道頓堀のカニの看板に秘話あり【ウラマヨ!】
毎週土曜の昼下がりに、芸能人やヒット商品など世間の話題を集めるモノの裏側に迫る、カンテレの情報バラエティー番組『ウラマヨ!』(関西ローカル)。12月21日(土)は、関西人なら幾度となく目にしてきた道頓堀や通天閣等の景色や、お好み焼きに串カツといったグルメなど、関西で“ベタ中のベタ”なものからクイズを出題する新企画【なにわのベタなもの検定 かに道楽編】を放送。その中で明らかとなった大阪・道頓堀にある“かに道楽”本店のウラ側などについてお届けします。
「1962年から、かに道楽1号店としてオープンしております!」大阪・中央区の戎橋(えびすばし)からすぐの本店前でそう語ったのは、かに道楽のエリア長・小林泰三さん。
62年前に道頓堀からスタートしたかに道楽は、今や全国に40店舗。かに尽くしの会席料理が人気で、お刺身に茹(ゆで)かに、焼かに、かに釜めしなど様々な方法でかにを味わうことができ、国内外から年間300万人もの人が訪れています。
かに道楽のシンボルといえば巨大なかにの看板。創業者の地元・山陰で揚がるおいしいかにを大阪の人に食べてほしいという願いが込められています。現在の看板は3代目にあたりますが、何と62年前の初代から足が動く作りになっていたとのこと。
「かにというものが、その当時知られていなかったので、その姿のインパクトを含めて、動くかに看板でアピールしたと聞いています」と小林さん。さらにこの看板は、出店している場所によって違いがあるそうで、本店など都会にある店舗と郊外店の動きを比べてみると、本店では足が前後、地面に対して平行に動いている一方で、郊外にある店舗の看板は足が上下、垂直方向に動いています。
郊外ではかにの看板を“遠くから見る人”が多く、動いていることをより分かりやすく伝えるためで、これにはMCのブラックマヨネーズ小杉さんも「確かに本店は、近くで見上げるからなぁ!」と感心した様子でした。
そんなかに道楽、実は今の本店がある場所で“間借り営業”からのスタートだったそうで、小林さんは「もともと今の土地から100mくらい離れた所で“千石船(せんごくぶね)”という名前で創業したんです。そこで1年以上食堂をやっていたんですけど…全然売れなかったんですね」と創業当時の苦戦について紹介。
その上で、「本店がある土地は昔カステラ屋さんで、夜8時くらいにはお店が閉まっていたんですが、“閉店後に軒先でかにを売らせてほしい”と創業者が頼み込みまして、売ったところ爆発的に売れたんです」と一等地で商売することの重要性に気付いたそうで、そのカステラ店が閉業すると、ビルの地下1階から3階までを借りたとのことでした。
ちなみに前身の“千石船”時代、漁師飯をヒントにした、現在も人気の“あるメニュー”を開発したところ、「全くお客様が入らず“もう閉めよか”っていうことも頭によぎっていた頃、爆発的に売れまして。1カ月でそれまでの1年9カ月間の売上を超えたんです」と小林さんは文字通りの大逆転エピソードを披露。「それで創業者が“かにで道楽したい”ということで“かに道楽”に改名しまして、今の本店がある場所でビルを間借りし、商売をさせていただくようになりました」と話を締めくくったのでした。
番組ではそんな大ヒットにつながった看板メニューが明らかになるほか、現在本店前に長い行列ができている、食べ歩きが可能な人気商品も紹介。加えてこれまで公開されてこなかった新たなウラ側も続々登場します。さらに、かに道楽から自宅で楽しめる“かにすきセット”の豪華視聴者プレゼントもありますので、これからの方は見逃し配信でチェックしてみてくださいね。
miyoka
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