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冷凍庫パンパンを解決…革命的な冷凍食品『おべんとPON』誕生の裏側 小さくても売り場で目立つ秘策とは【ウラマヨ】

2025.07.19

冷凍庫パンパンを解決…革命的な冷凍食品『おべんとPON』誕生の裏側 小さくても売り場で目立つ秘策とは【ウラマヨ】
7月19日(土)午後1時から、カンテレで放送される『ウラマヨ!』は、【ここまで進化している!冷凍食品の裏側を大公開!】と題して、市場規模がコロナ禍以降右肩上がりで、2024年には過去最高の1兆3017億円(出典:日本冷凍食品協会)を記録した冷凍食品を特集。その中から、業界に革命を起こしたお弁当用総菜の開発の裏側を一足先にお届け。

これまで食べた冷凍食品はおよそ1万品、冷凍食品にまつわる書籍も出版する“冷凍王子”こと西川剛史さんが、「革命的で、日経トレンディの2025年ヒット予測でも4位になっている商品です」と今注目しているのが、味の素冷凍食品の『おべんとPON』シリーズ(1袋5個入り)。
7月19日(土)放送『ウラマヨ!』

7月19日(土)放送『ウラマヨ!』

お弁当用の冷凍食品で、とんかつや唐揚げなど全部で5種類。その名の通り、弁当箱に凍ったままポンと入れるだけで、自然解凍で食べることができます。温める必要がないうえ、盛り付けにお箸も要らないスティック状のパッケージという、まさにお弁当作りの味方です。

そして、この商品が解消してくれるという多くの家庭が抱える悩みが“冷凍庫パンパン問題”。『おべんとPON』はコンパクトな形状のため、パンパンになりがちな冷凍庫の中でかさばらず、隙間に収納できるのです。

それを実現したのが、消費者の声から生まれた新発想“トレイをなくすこと”。
7月19日(土)放送『ウラマヨ!』

7月19日(土)放送『ウラマヨ!』

開発には4年もの歳月を要しましたが、その突破口となったアイデアについて、味の素冷凍食品の秋葉司博さんは「開発メンバーの1人から“私、冷凍食品を買ったらすぐトレイを外してクルクル丸めて(冷凍庫に)しまっちゃうんだよね”という話がありまして、これをきっかけに“スティック型がいいんじゃないか?”“いけるんじゃないか!?”と盛り上がりました」と紹介。

こうして既存の製品をスティック状の包装に変更し、テスト販売へと進みましたが、コンパクトな形状にしたことによる新たな問題が…。これまでの業界のセオリーは<トレイに入れてパッケージを大きくし、売り場の棚で商品を目立たせる>ということ。家庭内の問題解決に特化した形にしたことで、他社の競合商品に埋もれやすくなってしまったのです。

「営業担当からは“生活者の方に気づいてもらえないんじゃないか”とか、“本当に売れるのか”といった意見が出ました」と当時を振り返った秋葉さん。そこで新たな問題を解決しようとヒラめいたのが「1種類だと棚では目立たないけど、5種類くらいに増やして、店頭でまとめて陳列していただければ“『おべんとPON』がココにあるぞ”となるのではないか」という“シリーズ展開作戦”。
7月19日(土)放送『ウラマヨ!』

7月19日(土)放送『ウラマヨ!』

元々は3種類での販売を想定していましたが、5種類に増やすことで、売り場で目立たないという懸念点を見事にクリア。2024年の発売以降、「こんな商品を待っていた!」「冷凍庫パンパンなのに簡単に入って助かる」といった声が会社に多く寄せられているということでした。

番組では、この『おべんとPON』に秘められた“ある社会問題を解決する可能性”についても迫るほか、冷凍王子・西川さんが「本当に各社さん、技術力もすごく上がっているので、お店で食べるような味が自宅で楽しめる、それぐらいのクオリティーになってますね!」と驚く、ガチでおすすめの最新冷凍食品が続々登場します。
7月19日(土)放送『ウラマヨ!』

7月19日(土)放送『ウラマヨ!』

 さらに、業界で三つどもえの戦いを繰り広げ、日々進化を遂げている冷凍炒飯(チャーハン)の美味しさの秘密や、現在勃発しているという“冷凍ラーメン戦争”の裏側にあった、有名店の味を再現する驚きの冷凍技術なども紹介。
miyoka
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