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温かくて辛いものが一番!本場お墨つきの韓国発グルメ店3選

2024.12.13

温かくて辛いものが一番!本場お墨つきの韓国発グルメ店3選
近年、関西各地でも出店が相次ぐ韓国料理店。そのなかでも一番の激戦地といえば、大阪・鶴橋エリア。韓国料理が楽しめるお店が街一帯に揃っていますが、近年では韓国本土にある人気チェーン店の出店も続いており、本場と同じ味が気軽に楽しめるようになりました。今回は鶴橋のメイン通りの一つ「疎開通り」沿いにあるおすすめの3店をご紹介します。

人気料理研究家がプロデュースする「セマウル食堂」

2021年にオープンしたのは、韓国で超有名な料理研究家のペク・ジョンウォンさんが手掛けている「セマウル食堂」。焼肉をメインに「チヂミ」や「石焼きビビンパ」「チャプチェ」などの食堂らしいメニューが揃っています。

鉄板が備え付けられたテーブルが並ぶ店内【11/3 撮影】

一番人気は看板メニューで、筒状の薄く切られた豚肉が特徴の「熱炭(ヨルタン)プルコギ」(1人前120g  1,180円/税込)。この形状の肉はペクさんがハム用のスライス機で肉をスライスしてしまったミスがきっかけで誕生したそうで、今やセマウル食堂の代名詞とも言える定番の形です。

甘めの特製タレがたっぷりかかった「熱炭プルコギ」(1,180円/税込)【11/3 撮影】

筒状の肉ゆえに通常の焼肉とは異なり、炒めるように焼くのがこのメニューならでは。スタッフが手際よく焼いてくれるのを眺めながら、出来上がりを待つのも楽しい時間です。

鉄板に肉を一気に並べて炒めながら焼き上げる【11/3 撮影】

スタッフが焼いてくれるので安心【11/3 撮影】

焼き上がった肉はレタスやエゴマの葉で巻いて食べると肉の美味しさがさらに引き立ちます。お好みでネギやキムチ、サムジャン(コチュジャンとみそを混ぜ合わせた調味料)を付けて食べるのもおすすめ。

レタスの上に肉、玉ねぎ、サムジャンなどを乗せて食べるのが韓国スタイル【11/3 撮影】

豚肉のほか牛肉の焼肉「チャドルバギ」(1,580円/税込)もスタンバイ。こちらは薄切り肉の焼肉で、日本ではあまり見かけない珍しい一品。肉のおいしさはもちろんですが、さすがは料理研究家の店とあってペクさんが開発した特製ダレのファンが多いのだとか。さっぱりとした酸味と青唐辛子が効いたタレで、一度食べると病みつきになってしまいます。

「チャドルバギ」(1,580円/税込)【11/3 撮影】

焼肉メニューにはセットでレタスやネギなどの野菜付き【11/3 撮影】

そのほか、熟成したキムチを使った「チルブンテジキムチチゲ」(1,180円/税込)もぜひ味わいたい、とっておきの一品。熟成した酸味のあるキムチを使っており、それを一番おいしくなる7分間煮込んでいるのが特徴。あえて汁が少なめになっていますが、具だくさんで食べ応え抜群です。ごはんにチゲの具材とのりを乗せて食べると、まさに極上の味わい。

「チルブンテジキムチチゲ」(1,180円/税込)【11/3 撮影】

ごはんの上にチゲの具材とのりを乗せて食べると絶品【11/3 撮影】

営業時間は11時〜22時(ランチタイムの11時〜16時までは予約不可)。

セマウル食堂 鶴橋店(새마을식당)
大阪市生野区鶴橋2-8-7 シルクロード壱番館
06-4300-2525
11:00〜22:00
不定休
https://www.instagram.com/semauru_tsuruhashi/

ドラマでおなじみの“王道Kフード”が楽しめる「JAWS TOPOKKI(ジョーズトッポッキ)」

トッポッキやキンパなど韓国の代表的な軽食が楽しめるのは、2023年にオープンした「JAWS TOPOKKI」。こちらも韓国では知らない人はいないと言われているほど定番の人気チェーン店です。

黄色の建物に赤いロゴが目印【11/3 撮影】

黄色と赤を基調としたポップな店内【11/3 撮影】

看板商品は、店名の通りトッポッキを使った「ジョーズトッポッキ」(1,408円)。トッポッキ、揚げた練り物などの具材を特製ソースで煮込んだ一品で、イートインでは軽食ながら大きい鍋で提供されます。食べると始めは甘みとコクが口いっぱいに広がり、後から唐辛子の刺激が効いてくる、うま辛な味わい。本場よりも少し抑えられているそうですが、辛いもの好きも納得の辛さです。

「ジョーズトッポッキ」(1,408円/税込)【11/3 撮影】

お得な「トッポッキ キンパセット」(2,079円〜)。写真はジョーズトッポッキとプルコギキンパのセット(2,464円/税込)【11/3 撮影】

「ジョーズトッポッキ」のほか、辛さがマイルドになる「チーズトッポッキ」や「ロゼトッポッキ」、子どもも食べられる「ジャジャントッポッキ」「クリームトッポッキ」など、さまざまなソースが揃っているのもうれしいポイント。

「プルコギキンパ」(1,078円/税込)【11/3 撮影】

トッポッキ以外にも「クリスピーチキン」や「キムチチャーハン」、「おでん湯」など、韓国定番の軽食が一通り揃うので、鶴橋で食べるものに迷った際はこちらを訪れるのがおすすめです。

JAWS TOPOKKI(죠스떡볶이)
大阪市生野区鶴橋3-2-15
080-4159-4413
平日11:00〜19:30(LO/19:00)
土日祝11:00〜20:00 (LO/19:30)
不定休
https://www.instagram.com/jawstpk_osaka/

大邱発のカルグクス専門店「スターカルグクス」

近年、日本でもじわじわと知名度を上げている「カルグクス」。小麦を使った平打ち麺をあさりベースの海鮮系や牛骨だしのスープで煮込んだ麺料理です。
※カルグクスのだしは地域によって異なります。
そんなカルグクスをリーズナブルに楽しめるのは、2023年12月にオープンした韓国・大邱発の「スターカルグクス」。

お店はコリアタウン入り口そばにあるビルの2Fに【11/3 撮影】

コリアタウンを眺めながら食事が楽しめる【11/3 撮影】

カルグクスのメニューはスタンダードな「肉カルグクス」(980円/税込)とピリ辛の「ピリ辛カルグクス」(1,000円/税込)の2種類のみ。韓国から直送された平打ち麺に合わせているのは、ミョルチ(カタクチイワシの稚魚)だしをベースにしたあっさり滋味深いスープ。ミョルチだしは「スターカルグクス」が本店を構える大邱や釜山エリアならではの特徴です。ベースはやさしい味わいながら、トッピングのそぼろ肉はパンチのある味わいで、良いアクセントになっています。

スタンダードな「肉カルグクス」(980円/税込)【11/27 撮影】

辛いものが好きな人におすすめの「ピリ辛カルグクス」(1,000円/税込)【11/3 撮影】

見た目よりも麺の量がとても多く、体感ではうどん2玉分ほどの量でコスパも抜群。さらに韓国餃子「マンドゥ」or「ミニスパム丼」が付けられる+100円のセットも食いしん坊にはおすすめです。

+100円でセットにできる「ミニスパム丼」【11/3 撮影】

「肉カルグクス」と「肉マンドゥのセット」(1,180円/税込)セットにはキムチが付く【11/3 撮影】

スターカルグクス(별★칼국수)
大阪市生野区桃谷3-6-15 2F
11:00〜17:00
不定休
https://www.instagram.com/starnoodles.jp/
文:野村真帆
関西に特化した編集・ライター。プライベートでは小学生と犬2匹の母。美味しい食べ物と車の運転が好き
miyoka
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