大阪・関西万博(大阪市・夢洲)のハンガリーパビリオンが展開するレストラン「ミシュカ キッチン&バー」。
自国の料理番組に出演するスターシェフによるネオ・ハンガリー料理が話題ですが、それと合わせてハンガリーワインも試してみませんか?
先日、専門家や業界関係者を招いての「ハンガリーワイン・エクスペリエンス in 大阪」が4日間にわたり万博の会場内で開催され、Wines of Hungary(ワインズ・オフ・ハンガリー)が日本で初めてハンガリーワインの魅力をPRしました。
ハンガリーのワインはその多様性、独創性、ユニークさが特徴です。
ワインが造られている地方は6つあり、それぞれのエリアは気候や土壌が全く異なり、地域で古くから作られている土着ブドウ品種もあるため、一言で「ハンガリーワイン」といってもその味わいの豊かさには驚かされます。
一番有名なのはハンガリー北東部のトカイ地方で作られる「トカイ・アスー」かもしれませんね。ぶどうをわざとカビさせて作られる自然派甘口ワインは最高級クラス。世界中の人々を魅了し続けています。
でも甘口だけじゃないのです。スパークリングワインからミネラル感たっぷりの白ワインや濃厚な赤ワインまで、食事シーンに合わせてチョイスできる幅の広さがあります。
ハンガリーワインの魅力は、地域特有の土着品種で作られるワインのユニークさと料理との相性の良さにあります。
3人の醸造家による各地域のワインとワイン造りの説明を聞きながら進んでいく試飲。
フランス・シャンパーニュと同じ製法で作られるスパークリングワインに始まり、「Juhfark(ユーファルク)」というハンガリー古来の品種を使った白ワインや、伝統的な赤ワイン、また、2002年に「トカイ・ワイン産地の歴史的文化的景観」が世界遺産に指定されたトカイ地方の「Furmint(フルミント)」というブドウ品種で作られる辛口のワインと甘口のワインなど10種類のテイスティングが行われました。
では実際にお料理との相性はどうなのでしょうか?レストラン「ミシュカ」でペアリングです。
パプリカとカッテージチーズのクリームを添えた前菜と、メイン料理の鶏肉のステーキのパブリカソース添えたものに、ロゼワインを合わせてみました。
「IKON ROSE 2023」ですが、おそらく日本には今輸入されていないかもしれません。ピノノワールやメルロといった国際品種をブレンドして作られたこのワインはイチゴやチェリー、フレッシュハーブなどの優しくてさわやかな香りが食欲をそそります。パプリカの甘さやチーズの酸味に寄り添い、一層食事を楽しく演出します。
ワインをどうお料理と合わせたらいいのかよくわからない、という方におすすめする方法のひとつに「お料理と同じ国、同じ地域で作られるワインを合わせること」というのがあります。それにレストラン「ミシュカ」には金色のブドウのバッヂをつけたソムリエもいるので、お料理に合わせるワインを相談してみるのも楽しいかもしれませんね。
ワインがそんなに飲めないという方にはハンガリー独特のフルッチというワインをソーダで割る飲み方もありますので、そちらでお料理とのペアリングを楽しんでみてください。
カウンター席やバーエリアもあるのでおひとりさまでも気軽に立ち寄れます。
ハンガリーパビリオン
「Miska Kitchen & Bar(ミシュカ キッチン&バー)」
13:00~19:00
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