8月も猛暑が続き、熱中症対策が欠かせない『大阪・関西万博(EXPO 2025)』(会場:夢洲)。会場内には給水機やミスト扇風機、テント・パラソルもありますが、男女問わず「日傘」も必需品です。でも、うっかり忘れてしまったり、はたまた壊れてしまったり、どこかで無くしてしまったり。そんなときに役立つ、「日傘」の無料貸出・レンタルスポット情報をお伝えします(※トップ画・提供:untule)。
人気ユニット・Perfumeによる時空を超えたパフォーマンスも話題となったNTTパビリオンでは、日傘ブランド・untule(アントゥーレ)の日傘を無料貸出中。1万5,000円前後の高級日傘で、100%完全遮光の特殊生地を使用。通常の日傘では防ぎきれない赤外線や可視光線も遮断できるとのこと。
スタッフの制服に合わせてセレクトしたアイボリーカラーの万博限定の特別仕様で、「(パビリオン入場までの)待ち時間にご利用いただいてます。大好評で、購入したいという声もありますが、販売はしておりません。ご希望の方には、ブランドのアントゥーレさんをご案内しています」とのこと。こちら、晴雨兼用です。
NTTパビリオン
https://group.ntt/jp/expo2025/pavilion/
来館者が主人公となって、結晶に秘められた力を解き放つ「ノモの国」の物語を体験するパナソニックのパビリオンでは、傘ブランド・Wpc.の日傘「遮光パステルペイント」を無料貸出中。絵の具のように爽やかなピンクやブルーの傘が並んだ様子は、カラフルな館の外観と相まって、まるで展示の一部のようです。
スタッフさんいわく、「日傘の無料貸出は、6月から避暑対策でやってます。陰もあり、(パビリオンの外に設置する)クーラーも導入、スタッフの制服も風通しの良いものにして、暑さ対策には気をつけています。夕方あたりは西陽があたるので、日傘の利用者も増えます」とのこと。晴雨兼用なので、突然の雨にも便利です。
パナソニックグループパビリオン「ノモの国」
https://the-land-of-nomo.panasonic/
東ゲートから入場すると、すぐに見えてくる住友館。『⼤阪万博』が開催された1970年に植えられた「住友の森のスギ」も活用した建築外観が目印で、人気パビリオンとして話題です。行列が絶えないだけに、熱中症対策もばっちり。待機場所にはベンチとパラソルが設置されているほか、日傘の貸出もおこなっています。
住友館
https://sumitomoexpo.com/
デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5カ国が共同で出展するパビリオン・ノルディック・サークル(北欧館)。こちらでは待機列専用として、大きめのしっかりとした日傘を貸出中。ブルーを基調に、北欧館の外観にもあるロゴがデザインされています。パビリオン内では水も無料で支給されます。
ノルディック・サークル
https://thenordics-expoosaka.com/jp/
大阪メトロ・夢洲駅から出てすぐ、会場の入口である東ゲート前(東エントランス広場)。手荷物検査などがあり、午前中は予約をしていても1時間ほど待機することも。そのため、6月からレンタル日傘のサービスがスタート。行列の手前で受け取り、入場前に返却するシステムですが、とにかく利用者が多いため、早々に無くなる可能性大です。
日本ガス協会が出展するガスパビリオン おばけワンダーランドは、XRゴーグルをつけておばけたちと一緒に未来に向けて化ける体験型施設。入館までの外で並んでいる間、日よけに傘がレンタルできます。ちなみに、館内で販売されていた万博限定モデルの日傘「SPACECOOL タフアンブレラ/A2200SC」は好評につき完売だそうです。
ガスパビリオン おばけワンダーランド
https://www.gaspavilion.gas.or.jp/
そのほか、オランダ王国館、TECH WORLD、国際赤十字・赤新月運動館などでも、日傘のレンタルをおこなっています。それぞれのパビリオンの貸出用日傘は、数に限りがあります。できれば忘れないように準備しておくのがベストです。日傘の貸出は先着順、そして待機の間が基本となります。借りたら、指示された場所に戻しましょう。
取材・文:服部崇(di;hype)
関西在住のウェブディレクター&編集者。万博の「通期パス」をどこまで使い倒せるか挑戦中。