『あなたを奪ったその日から』結城梨々子役・ 平祐奈、結城萌子役・倉田瑛茉インタビュー
北川景子さんが主演を務める新・月10ドラマ『
あなたを奪ったその日から』。ある食品事故が原因で3歳の女の子が亡くなったところから始まる、復讐(ふくしゅう)と親子愛が描かれるヒューマンサスペンスドラマです。
本作品で、食品事故を起こした惣菜店「YUKIデリ」の社長・結城旭(ゆうき・あさひ)の娘・結城梨々子(ゆうき・りりこ)を演じる平祐奈さん、結城萌子(ゆうき・もえこ)を演じる倉田瑛茉ちゃんにインタビューをしました。まるで本当の姉妹のように仲が良い二人に撮影の裏話を聞きました。
Q. 番組公式SNSなどで、お二人の仲の良さを感じました。どのように仲良くなったのでしょうか?
【平さん】結城家の撮影の時に、一緒に結城家のセットを探検したり、お菓子を食べたりして仲良くなりました。瑛茉ちゃんは変顔が好きなので、一緒に変顔を見せあうこともありましたね(笑)
Q. 瑛茉ちゃんはなんのお菓子が好きなんですか?
【瑛茉ちゃん】グミです。グミはいちご味が好きです。
Q. 瑛茉ちゃんは撮影で難しかったところはありますか?
【瑛茉ちゃん】セリフが難しかったです。お母さん、お姉ちゃんと練習しました。
Q. 瑛茉ちゃんは最近好きなものはありますか?
【瑛茉ちゃん】お人形遊びです。シルバニアが好きです。
Q. 平さんは、瑛茉ちゃんとの撮影で印象に残っているところはありますか?
【平さん】実は同じシーンはすごく少なくて。しかも萌子に対する梨々子の態度が結構キツいんですよ。スマホを奪い取ったり……。私自身は瑛茉ちゃんをすごくかわいいと思っているのに、役として冷たく接しなければならなかったのが、切なかったです。第1話の萌子が電車で遊んでいたり、かくれんぼしたり、一人で遊んでいるシーンには胸が締め付けられました。瑛茉ちゃん、梨々子お姉ちゃんちょっと怖いよね?
【瑛茉ちゃん】(瑛茉ちゃん、首を横に振る)
【平さん】ほんと?怖くない?よかったー!
Q. 梨々子は相関図のキャラクター説明に「心がゆがんでいる」と書かれていて、今後どんな立ち回りをするのか気になります。演じる上で意識していることはありますか?
【平さん】最初の方は、梨々子のセリフを口にするたびに「こんなこと言って大丈夫かな?」と心臓がバクバクすることもあったんです。でも、最近は慣れてきました。顔つきもより意地悪になっているんじゃないかなと思います。何かを強く意識するというよりは、常に梨々子のことを考えることで、徐々に梨々子に寄っていっているような感覚があります。
正直、役との切り替えが難しくて、撮影が終わるとぐったりしてしまうことも多いんです。でも、それも梨々子という役ならではかなと思い、そんな日々を楽しみつつ撮影に臨んでいます。
Q. 日々、懸命に役と向き合う平さんにとって、気分転換になるものはなんですか?
【平さん】インテリアが好きなので、季節に合わせて模様替えをするのがリフレッシュになっています。クッションカバーを変えたり、雑貨を変えたり、配置を変えてみたり。香りフェチなので、お香立ても飾っています。森林系の香りがお気に入りです。撮影が終わったらリフレッシュもかねて、リアルな森に行きたいですね。
Q. 朝ドラ『おむすび』(NHK)への出演、映画『ネムルバカ』での金髪バンドガール姿など、これまでにない挑戦が続いていますが、デビューから振り返ってみていかがですか?
【平さん】11歳でデビューさせていただき今年で14年目ですが、本当にあっという間だったなと思います。毎年毎年、役柄を通してこれまでとは違う自分と出会うことができていて、それぞれの現場で新しい引き出しを開けてもらえるのがすごく楽しいです。刺激的な日々を過ごさせてもらえているなと思います。
Q. 11歳のデビューから今まで続けていることはありますか?
【平さん】やっぱり毎回現場が違っていて、俳優は一期一会の仕事だなと思うので、それぞれの現場を全力で楽しむことを意識しています。せっかく出会ったからには、その時間を楽しみたいなと思っていて、なるべく自分からコミュニケーションを取るようにしています。そういったコミュニケーションが役柄の関係や芝居に反映されるのも、醍醐味(だいごみ)だと思うので。
俳優さんやスタッフさんに他の作品で再会できるのもうれしいんですよね。この作品で瑛茉ちゃんに出会えたのも縁だと思いますし、成長を見守りたいなと思います。
取材・文:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
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