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17のGOAL みんなでTOPPAしよ!『カンテレSDGsフェスタ』レポート

2023.11.27

17のGOAL みんなでTOPPAしよ!『カンテレSDGsフェスタ』レポート
青空が広がる11/23(木・祝)は、阪神タイガースとオリックス・バファローズのダブル関西優勝パレードの日、でしたが、『カンテレSDGsフェスタ』の日でもありました。

「SDGs」という言葉を聞いたことがない方はほぼいらっしゃらないと思いますが、じゃあ具体的にはどうすればSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献できるのか、恥ずかしながら私はちゃんと説明できる自信がありません…。みなさんはいかがでしょうか。
カンテレは11/20(月)から26(日)の1週間、いくつかのレギュラー番組の中で『SDGsウィーク』を展開しました(今年で3年目になります)。開局65周年の今年は、放送だけじゃなく、地域の方々と一緒に体験するイベントをしたいな、という思いで、今回初めて『カンテレSDGsフェスタ』を企画したのですが、何せ初めてのことなのでバッタバタ。あまり告知もできないまま当日を迎えました。「みんな来てくれるかな~」と心細さを抱えていましたが、オープンしてみると近隣を中心に、多くの方で賑わいました。みなさん、ありがとうございました。また、この取り組みに共感いただき協働してくださったTOPPANの皆様にも感謝です。

さて、御堂筋や三宮にお出かけされて「行きたかったのにダブってるし…」という方も多かった(?)と思いますので、ここからはイベントのレポートをお届けしますね。
午前中のステージイベントは「規格外野菜盛り放題」。形が悪かったり、小さかったり大きすぎたりが理由で、食べられるにもかかわらずハネられて販売に至らない野菜や果物があります。それらはせっかく実ったのに廃棄されてしまうということをご存知でしょうか。そんな野菜や果物を直径24センチのざるに盛れるだけ盛って、その分を持ち帰ることができるのがこの「規格外野菜盛り放題」。
形が悪かろうが、大きさが規格外であろうが、調理してしまえば「そんなの関係ねぇ」ってことはみなさんよくご存知で、36枚の整理券はあっという間になくなり、最後は心苦しくも参加いただけない方たちがいらっしゃいました。参加費としてお一人500円(ハチエモンエコバッグ付き)を頂戴したのですが、その収益金はFNSチャリティーキャンペーン(https://www.ktv.jp/sustainability/charity/)に募金するので、フードロスを減らすことや、世界の子どもたちが笑顔になることに、参加者のみなさんには協力していただいたことになります。ありがとうございました。
見た目だけの問題で廃棄される野菜や果物を提供してくださったのは三重県御浜町のみかん農家さんと奈良県のNOUKA GROUP・藤原さん。みかんは表皮に黒点がついていたり、小さいなどが理由ですが、こそっと試食したら、何とも甘酸っぱい果汁たっぷりの美味しいみかん。なんてもったいない!
奈良で農業を営む藤原さんは、このイベントが盛り上がるようにと、おもしろい形の野菜を中心に朝早くからバンで納品してくださいました。
生産者の方のお話を聞きながら野菜の準備をする時間は私にとっても貴重な時間。畑から収穫したままの土がついた大根をタオルで拭きながら、「この野菜が本来なら廃棄される運命だったのね」と思うといとおしさが増し、自分のエコバッグに入れて今すぐ持ち帰りたい気持ちになりました。

10時を過ぎると生放送中の『よ~いドン!』から木曜レギュラーの吉本新喜劇・酒井藍さんがスタジオを飛び出し、イベント会場から生レポート。「規格外野菜盛り放題」に飛び入り参加し、ニンジンやダイコンを手にざる盛りにチャレンジしました。

そして『よ~いドン!』の放送が終わると、またイベント会場に戻ってきて、今度は竹上アナウンサーと一緒にざる盛りチャレンジャーたちを応援。大いに会場は盛り上がりました。
会場にはネスレ日本(株)の「キットカット」と「ネスカフェ」のブースが立ち、企業はサステナビリティ(持続可能性)に対してどのような取り組みをしているのかということを知る機会にも恵まれました。
午後のステージイベント「SDGs〇×クイズ大会」ではクイズに正解し勝ち残った参加者には賞品が当たるのですが、その中の一つ、「キットカット ミニ 東京カカオ」は争奪戦に。このキットカットはネスレ日本が小笠原で育った国産のカカオを使用してつくる季節限定の特別なチョコで、正解して賞品をゲットした子どもたちは大喜び。正解者が多くて、最後の一人を決める1対1のじゃんけんでは、男の子が相手の女の子に譲るといった素敵なシーンも。なんだかグッときちゃう…。
そのほかTOPPAN(株)が開発した「ミライーね!カードゲーム」で、サステナビリティについて学べるエリアもファミリーで大盛況。このカード、SDGsで定められている17の目標ごとにキャラクターが描かれていてとってもかわいいのです。ひとつの目標を達成するのに必要なもの、行動は何だろうということを考えながら関連することが描かれているカードを集めていくので、まるで「かるた」遊びをしている感覚で親子で一緒に学べるのが人気の秘訣なんですね。
「服の交換会」では不要な服をゼロ円で交換し、着られる服を捨てずに大事に扱うという循環型社会を実現するいい機会でした。不要な服は持ってきていないけれど、「これ欲しいわ」という方には1点につき100円以上の寄付をいただきました。「規格外野菜盛り放題」の収益金と合わせてこちらもFNSチャリティーキャンペーンに募金いたします。
そして、残った衣類は、カンテレ本社の向かいのビルにあるチャリティショップ(スリフトショップ)「リユース&チャリティショップ ルイタス」(https://www.ruitas.net/)に寄付してきました。

このお店は不要衣料の寄付を受け、それを店頭で100円から販売。その売り上げの一部を「大阪市ウクライナ支援募金」(https://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000562556.html)や居場所のない子どもたちを支える「NPO法人子どもセンターぬっく」(https://www.nukku.info/index.html)などに寄付をするお店ですので、ぜひ多くの方にこのお店を訪れていただきたいなと思います。
こうやってみるとSDGsってとても日常的なことでも達成に貢献できるんだなって思います。無理したり我慢したり、ということではないのですね。一人ひとりができることは小さいかもしれませんが、みんなでちょっとずつ意識を変えて生活を送れば、2030年には目標をクリアできるかも。イベント前はぼんやりしていた私ですが、ちょっぴり理解が進んで気持ちのいい1日をみなさんと過ごすことができました。
最後になりましたが、このイベントからFNSチャリティーキャンペーンに募金された金額はカンテレHP( https://www.ktv.jp/sustainability/)で後日報告しますね。
またみなさんとお目にかかれる機会がありますように。

文:カンテレSDGs PJメンバー のぶこ

miyoka
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