バラエティ大好きライター・桐生奈奈子がお届けする『かまいたちの机上の空論城』レビュー！

今回の『かまいたちの机上の空論城』は、「関西のJRと私鉄をクイズにしたらめっちゃ盛り上がる！…ハズ」第２弾。前回同様、鉄道ジャーナリスト伊原薫さんを招き、関西を走るさまざまな鉄道についてクイズ形式で競います。今回は、伊原先生監修による８種類の関西のJRと私鉄に関する鉄道クイズを出題し、めちゃくちゃ盛り上がったら「マジ論」とします。

前回大好評だった、芸人ダブルヒガシ（大東翔生・東良介）と、その父親たちによる漫才コンビ「とうちーズ」が今回もクイズに参戦し、大東親子チーム・東親子チーム・かまいなぎ（かまいたち＆渋谷凪咲）チームで鉄道クイズ王の座を狙います。東の父・良文さんは「今日も暴れにきました」と意気込みを語るものの、息子たちはとうちーズの活躍ぶりが嫌な様子です。「親父おもろいのに息子おもろないとプチ炎上している」（ダブルヒガシ・東）、「損しかないんです」（ダブルヒガシ・大東）と序盤から笑わせてくれます。前回は、特にかまいたち・山内健司のボケが入る隙がなかったですが、今回は、芸人の底力を見せつけることはできるのでしょうか。

最初のクイズは、ある路線の隠された駅名を早押しで回答していくという「駅名穴埋めクイズ」です。東海道新幹線と山陽新幹線に関する駅名穴埋めクイズでは、見事、かまいたち・濱家が正解し、日本王座を10度防衛した元ボクサー大東の父のファイティングポーズを真似して喜びを表現しました。すると東の父から「素人のギャグ取ったらあきまへん」と指摘され、笑いを全部持っていかれてしまいます。

さらに大東の父のボクサーネタは続き、次のOsaka Metroの「町」がつく駅を順番に回答していくクイズにて、回答順をじゃんけんで決めるときに、「ボクサーはグーしか出せへんから」と宣言してみせます。ボケたい山内は、東の父にボケのアドバイスをされ、調子が出ません。とうとう「俺、とうちーズのときアカンねん」と声を漏らします。

山内は、次のクイズでも不発に終わってしまいます。写真の間違いを見つけ出し、早押しで答える「間違い探しクイズ」では、大東の父がボケをかましていく中、山内が何もできず苦々しい表情に。そして東の父から「ほんまみんなわからへん？（答えてもいいけど）１回山内さんのボケを聞いてから」なんて言われてしまう次第。

そして、水間鉄道の扉横広告を１枚７日間掲載するといくらかかるのかを当てるクイズでは、各チームが答えをボードに書き出していきます。全員の回答を確認したあとに、突然東の父が「（回答を）変えていいですか？」と質問します。そして東の父は、山内にボケろと言わんばかりに「変えてもいいらしいですよ」と助言をします。悔しがりながら山内が出した渾身（こんしん）の答えとは…？水間鉄道の広告の値段当てクイズが大喜利大会のような雰囲気になっていました。

鉄道クイズ王の座を射止めるのは誰でしょう？来週は後半戦が放送されます。詳しくは、配信でチェックしてみてください！

文・桐生奈奈子
神奈川県在住、バラエティ大好きライター。女性向けメディアCREA、FUDGE、ananなどで執筆を行う。「とにかくやってみる」がモットー。