毎朝の目覚めの1杯をはじめ、食後やスイーツのお供など、日常のさまざまなシーンで楽しまれている「コーヒー」。毎日飲むという方も多いのではないでしょうか。
そんな私たちの生活にとても身近なコーヒーですが、実は今春、最新の焙煎技術を使ったコーヒー豆が、神戸で創業し、コーヒー事業を展開する「UCC」から発売されるという情報をキャッチ。さっそく業界用展示商談会で取材しました。
「これまで一般的にコーヒー豆は、ガスを使って焙煎されてきたのですが、弊社は「水素」を熱源としてコーヒー豆の焙煎をおこなう技術を開発しました」と最新のコーヒー豆の焙煎技術について教えてくれるのは研究部門の担当者。「UCC上島珈琲」で日々コーヒーの研究をおこない、実際に水素焙煎技術の開発にも携わっています。
さっそくガスで焙煎したコーヒー豆と水素で焙煎するコーヒー豆との違いについて尋ねてみたところ、「水素で焙煎する方法は、ガスよりも温度の幅が高温にも低温にも広がり、かつとても熱の調整がしやすいのが特徴。ガスではできなかった、細かく火加減を調整できるようになったので、これまでに比べて、幅広い焙煎ができるようになりました」。(研究部門担当者)
つまり、焙煎する加減を微調整ができるようになるので、コーヒーの味わいも、もっと幅広く楽しめるのだそう。今まで以上に色々なコーヒーの味が楽しめるようになるなんて、コーヒー好きにはとてもうれしい技術です。
また、「味の幅が広がるだけでなく、環境にもとてもやさしいのが特徴です。CO2が排出されず、とても環境に良いので、なるべく水素で焙煎したコーヒー豆を選んでいただくことで、環境負荷を下げることができます」(研究部門担当者)と、飲むだけで環境に貢献できるということを教えてくれました。
そんな自慢の新技術を使った豆で入れたコーヒーと、ガス火焙煎したものを使ったコーヒーを飲み比べ。見た目は特に変わりなく、どちらも普通のコーヒーです。しかし、一口飲んでみただけでも、味の違いに驚き。同じ豆なのに水素焙煎コーヒーのほうがまろやかで、飲みやすい味わいに仕上がっていました。
4月からはUCCグループのレギュラーコーヒー製造の主力工場 「UCC富士工場」 にて世界で初めて大型水素焙煎機で水素焙煎コーヒーの量産を開始されるので、ぜひ最新技術を使ったコーヒーを体験してみてください。
くわしくは
https://www.ucc.co.jp/company/sustainability/nature/carbon_neutral/hydrogen_roasting/index.html
取材・文・撮影:野村真帆
関西に特化した編集・ライター。プライベートでは小学生と犬2匹の母。美味しい食べ物と車の運転が好き