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NYフェスでドキュメンタリー番組が銀賞、徳島の藍染に密着

2025.05.23

NYフェスでドキュメンタリー番組が銀賞、徳島の藍染に密着
世界の優れた映像コンテンツを表彰する国際メディアコンクール「ニューヨークフェスティバル TV&フィルムアワード」の最終結果が現地の2025年5月22日(木)夜(日本時間23日(金)午前)に発表され、「ドキュメンタリー・アート(芸術)部門」で、世界を舞台に活躍する藍染め集団に密着取材したカンテレのドキュメンタリー番組『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』が、銀賞を受賞しました。
『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』は、2024年3月29日(金)深夜に関西テレビで放送されたドキュメンタリー番組で、徳島県上板町で活動をする藍染集団「BUAISOU」に密着したものです。

世界の有名企業(スタジオジブリ、NIKE、ジミーチュウ等)や著名人が工房を訪れるほど、彼らの製品が評価される大きな理由のひとつは、自分たちで藍(植物)を育て“すくも”(染料)を作り、染めるという工程を一貫して行っているところです。
藍染め業界の常識は分業制。しかし、彼らはすべて自分たちで行い「BUAISOUのいろ」を作ることにこだわります。1年をかけて生まれる藍色が触れた人の心をつかんでいるようです。 
一方で、取材した2年間は彼らにとって試練の連続で、会社は経営危機に直面していました。
職人と経営者の間で揺れる代表の楮覚郎(かじ かくお)の葛藤と、長年の夢といえる特別なジーンズ制作の過程を映像のみで表現しました。(現在のところ、地上波での再放送、および、動画配信の予定はなし)

『ザ・ドキュメント The indigo BUAISOUのつくるいろ』

「ニューヨークフェスティバル」とは、1957年に創設され、「TV&フィルムアワード」では、ドキュメンタリー、スポーツ番組、映画をはじめ14のカテゴリーにおいて優れた作品の表彰を行っています。今年の「TV&フィルムアワード」には世界43か国からエントリーがありました。
また、この番組は2024年10月23日(日本時間)に、アジア太平洋放送連合(ABU)が優れたテレビやラジオ番組などを表彰するABU賞「ABUの視点部門(テーマ:未来)」で審査員賞を受賞しています。
「ザ・ドキュメント」HP https://www.ktv.jp/document/
miyoka
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