毎年5月30日(金)は、語呂合わせで「ごみゼロ(530)の日」ってご存知でしたか?
2025年5月30日には、大阪市中央区の「戎橋筋商店街振興組合」と環境保護活動をしている「Be a Diver」を中心としたボランティアダイバー、そしてカンテレ有志&取材クルーが、早朝から水中班と陸上班に分かれ道頓堀川とその周辺を清掃しました。
朝6時に戎橋に到着。遊歩道には、吸い殻、カップ麺、菓子袋、夜の住人が残したごみが散乱していました。もちろん道頓堀川にも浮いたゴミが…。さらに水面には薄い油の膜まで…。
ダイバーからも「油の浮いている水に入るのは初めてぇ!」と悲鳴が…。
7時過ぎに参加者全員が集まり開始式を行い、戎橋筋商店街振興組合・市川理事長の「ごみゼロの日、スタートです!」の掛け声に参加者が「おーっ!」とこぶしを突き上げ清掃が始まりました。
陸上班は、戎橋筋商店街の理事を中心にカンテレ有志やSNSを見て飛び入り参加した中央区役所の職員まで総勢20人以上が川の北側と南側の遊歩道に分かれて、落ちているごみをトングで拾いました。とにかく吸い殻が多い!北側は放置された缶ビン紙ごみが多かったのですが、南側はゴミが少なくちょっときれい(笑)。メンバーの中には細い溝に挟まっている吸い殻を意地でも取ってやろうと格闘する人まで。約40分の清掃で各自のゴミ袋がいっぱいになりました。きれいになった遊歩道はいつにも増して輝いて見えて気持ちがいいです。
一方、水中班はというと、乗る船は定員70人の観光船。ダイバーは14人、船上は取材班入れて10人ちょっと、観光船では広すぎると思いましたが、引き上げたゴミを置くブルーシートを広げ、潜水器材や人の場所も確保したらちょうどで、広いなんてことはありませんでした。
実は、チャーター料を安くするために小さい船に…と頭をよぎりましたが、変更しなくてよかったです。
清掃開始、ダイバーが次々に道頓堀川へ飛び込みます。水中の透明度は思いのほかよく、ヘドロではなくきれいな砂地が広がっているのがみえました。それと同時に、ゴミもよ~く見えました。放置しておくと水質汚染の原因にもなるので拾っていきます。想定内の缶や瓶ですぐに手元の回収袋が膨らんでいきます。
そんな中、意外に多いのが、電車での忘れ物一位でもある「傘」でした。ほかにも財布やカード、スケボーに自転車まで出るわ出るわ、しまいにはなぜか貝がこびりついた掃除機まで!!これにはダイバーも「きれいにするはずの掃除機が街を汚しているとは!」とうまいこと言っていました。
拾い上げた財布やカード類は洗ってから大阪府南警察署に届け、そのほかのゴミは会社に持ち帰り、洗車場できっちりヘドロを落として、分別して業者に引き取ってもらいました。
大変なのは事前の申請や準備かと思っていたのですが、実は終わった後のごみの処理が一番大変だということがわかりました。手についたヘドロのにおいはなかなかなものでした。
【注意】きれいになったとはいえまだまだ大腸菌の数値など高いうえ、普段は水深2mくらいしかなく、飛び込んで水底のゴミに当たりケガしないとも限りません。決して飛び込んだりしないでください!!
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