いよいよ南海電鉄でも磁気定期券の廃止が決定、来春からの定期販売はICカードのみ

南海電鉄・難波駅の外観

南海電鉄・難波駅の外観

「南海電気鉄道(南海電鉄)」は、2026年度をもって磁気定期乗車券の発売を終了することを2026年9月17日(木)に発表。2027年3月31日(水)までの販売となり、以降の定期券はICカードでのみ販売されることになります。

■ ICカードやキャッシュレス決済の普及で減少する磁気乗車券の利用

南海電鉄の車両

南海電鉄の車両

JR東日本をはじめとする首都圏の鉄道事業者8社が発表した資料によると、2007年に35%だった利用者が2024年には5〜10%と全国的に磁気乗車券の利用は年々減少しているのが現状です。
2006年にIC乗車券として利用できる「PiTaPa」を導入し、2021年にはVisaのタッチ決済およびQRコード乗車の実証実験をスタートさせた南海電鉄。同社も同様で、2026年1月に「2030年度を目標に磁気乗車券の廃止を進め、デジタル化およびキャッシュレス化を推進」という方針を発表していました。
今回の磁気定期券廃止について南海は「近年、ICカードやキャッシュレス決済の普及に伴い、磁気乗車券の利用は年々減少しています。また、磁気乗車券の製造については、今後、安定的な供給が困難な状況です」と説明。

■ 南海電鉄・阪堺電車で磁気定期券が廃止、連絡定期と連絡割引も廃止

阪堺電車の車両

阪堺電車の車両

IC定期乗車券でも発売している南海電鉄の「単独定期乗車券」「実習用通学定期乗車券」「障がい者用割引定期乗車券」の磁気定期券が廃止され、2027年4月以降はIC定期乗車券のみの販売になります。なお、発売終了日までに購入した磁気定期乗車券は、有効期間満了日まで利用できます。
またNANKAIグループの阪堺電車も磁気定期券が廃止され、さらに南海電鉄と阪堺電車をまたいで利用できる連絡定期乗車券も廃止となり、連絡割引制度もなくなるとのこと。

■ 関西の鉄道各社も続々と廃止の動き

大阪メトロの改札口

大阪メトロの改札口

すでに関西の主要な鉄道各社も同様の対応を発表しており、「阪急電鉄」「阪神電車」「京阪電車」「北大阪急行」ではすでに磁気定期券は廃止、「近鉄電車」は2026年11月に廃止、「JR西日本」は2028年以降に順次移行予定、「大阪メトロ」は2031年度をめどに移行します。
文/霧島怜
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