暑いなあ。
夏休みで退屈そうな娘たちを外へ連れ出したくても、こうも“危険な暑さ”が続いていては、近所の公園にも連れていけません。せっかく帰省した先の実家も、クーラーが故障していて、全く涼しくない部屋で娘たちは不機嫌そうに扇風機にへばりつき、仕方なくYouTubeを見ています。暑いなあ。申し訳ないけど、文句があるなら地球に言っておくれ。。。

連日、最高気温が40度に迫る日本の夏。
35度を超える日を「猛暑日」というが、この言葉も聞き慣れてしまいました。
「異常な暑さ」続きですね。

先日、WMO(世界気象機関)とEU(欧州連合)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は、今年７月の世界の平均気温が16.95度で、観測史上最も暑い月だったことを確認したと発表しました。
海面の異常高温が続いていることと、世界各地で起きている山火事も気温上昇の一因だといいます。
欧州では去年にも熱波が発生し、多数の死者が出たうえ、フランスとスペインで大規模な山火事が発生しました。ことしは、ギリシャとカナダ、ハワイでも山火事が発生しています。
イギリスBBC放送の取材に、気象専門家は「世界の気温が高いのは意外でもなんでもない」と話します。「ずっと前から分かっていたことを、あらためて確認しているだけだ。大気中の温室効果ガスを増やすのを止めない限り、極端な現象は増え続けるだろう」と。
ごもっとも…

一方で、日本の気象庁は、三陸沖の海洋内部の水温が平年より約10℃も高くなっていると発表しました。今後、台風が発生しやすくなったり、勢力を強めたりといった影響が考えられるそうです。
すでに、連続で発生している台風が多くの人の夏休みの予定を狂わせていますね。
先日の『ｎｅｗｓランナー』でも、真夏の台風や大雨にむけた準備や避難について詳しくお伝えしましたが、８月初旬から台風や避難の話を報じることは、これまでそうなかったと思います。また明日15日にも関西に台風が上陸する恐れがあります。
近くの避難所の体育館に冷房は完備されているか？停電した時の自宅の備えは？
災害は突然やってくるので、余裕があるうちにぜひ確認しておいてくださいね。

ことばを話しはじめた２歳の娘は、毎日「あちゅいなあ」を連呼しています。
暑いものは暑いのですが、将来、この子たちにとって「最高気温40度」の世界が、“異常”ではなく“通常”となる日がきてしまうのでしょうか。

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