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餅のアレンジ料理対決【かまいたちの机上の空論城】

2025.02.08

餅のアレンジ料理対決【かまいたちの机上の空論城】
バラエティ大好きライター・桐生奈奈子がお届けする『かまいたちの机上の空論城』レビュー!

今回の『かまいたちの机上の空論城』は、「プロの本気VS芸人の思いつき料理対決!」。芸人の思いつきだけでまだこの世にないアレンジ料理を作り、プロの料理人に勝てるのか?という実験をする人気企画です。この企画の立役者となっているのが芸歴17年の芸人・ツートライブ。料理経験は素人ながらもユニークな発想と真摯(しんし)な姿勢でこれまで数々の激うまアレンジ料理を発明してきました。
今回のテーマ食材は「餅」。
日本の正月の大定番ですが、ついつい余らせてしまうことも…。餅を使ったアレンジ料理は、すぐにでも参考にしたい人が多そう!
ツートライブと対決する料理人は、ミシュランガイド京都・大阪2024セレクテッドレストランに選出された話題の日本料理店「割鮮 入たに」(大阪・北新地)の入谷元基シェフ。アレンジ料理対決に初参戦する入谷シェフは、餅料理のアレンジに対して「餅は熱を入れると膨らんでしまう。自分が思ったような形になかなかできない」と難しさを吐露。また対戦相手のツートライブについては「みんなが好きな味付け、組み合わせをよく分かっている。実際に料理人として修業したら有名なシェフになれる」と称賛しつつも「一流シェフが芸人に負けていく姿を見て、絶対自分はそうなりたくない」と意気込みます。
では、そんな日本料理代表・入谷シェフのアレンジ料理から見ていきましょう。
まずは手始めに、3分でできるアレンジを披露してくれました。電子レンジで加熱して平たく伸ばした餅を、ササッとあんことイチゴで包んで大福に。おぉ~、シェフの手にかかれば特別な材料を買わなくてもこんな簡単にできるのですね。ではここからが本番。
入谷シェフは、かぶら蒸しを餅でアレンジし、カリカリ食感のかぶら蒸しを作ってくれるのだそう。スーパーでチョイスしたのは、かぶらの他、ぎんなん、三つ葉、ゆずなど日本料理らしい食材。さっそくかぶら蒸しの餅アレンジを作っていきます。「餅に火を入れると難しいのでコーティングが必要」(入谷シェフ)とのことで、すりおろしたかぶらと薄切りした餅を電子レンジで温め、混ぜていき、火を通して細かくカットした海老やキクラゲ、ぎんなん入れ、春巻きの皮に包んで揚げる餅アレンジを披露。中の食材のおいしさをフルにいかしたアレンジに脱帽です…!
仕上げに和風の餡かけソースをつくり三つ葉を散らして完成。もう、これは日本料理の小鉢そのものですね。「これで負けたら2週間寝られない」と自信満々なシェフ渾身(こんしん)の一品をスタジオで実食すると「うますぎる」(かまいたち・濱家)「勝ちました」(渋谷凪咲)と大絶賛。かまいたちの山内さんは「赤坂に2号店出しませんか?出資する」とまでも。餅でトロトロ、ふわ~っとした食感に仕上げた出来栄えには「僕らもこれがやりたかった。餅の使い方がホンマにわからなくて」(ツートライブ・たかのり)と感心。
では、ツートライブはどんな餅のアレンジにたどり着いたのでしょうか。
2人は調理してから提供までに、あまり時間を置くことができないことに注目し、餅を油で揚げる料理法でアプローチ。餅を“力”と呼ぶことにちなみ、薄くスライスした餅を揚げてカレーをかけた「力カレー」や寿司をイメージしてスパムと餅をノリで巻いた「握力」、揚げた餅をオリーブオイルと明太子パスタソースで炒めた餅アレンジまで、実に10時間以上も悩んだ今回のテーマ。
豆腐と同様に食材そのものが扱いにくいことから「ポーション作戦」を打ち出し、シェフと同じ春巻きで揚げる作戦をひらめくも、豆腐のアレンジ料理と被ってしまうことが気になり、振り出しに戻ったり…。「今までで一番キツい」と悩む過去最大レベルの難敵、餅。
ツートライブがシェフに勝つために考案したアレンジ料理とは?今回もハイレベルな戦いが繰り広げられた対決でした。詳しくは番組でチェックしてみてください♪
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2/8(土)『かまいたちの机上の空論城』放送分より
文・桐生奈奈子
神奈川県在住、バラエティ大好きライター。大手女性向けメディアCREA、FUDGE、ananなどで執筆を行う。「とにかくやってみる」がモットー。
miyoka
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