萌子は、紘海に対して「もえのママ?」と話しかけます。萌子の問いに、紘海は「ママじゃないよ。お母さん」と答えます。亡くなった時の灯と同じ歳の萌子に「お母さん」と呼んでもらうことは、紘海にとって一種の救いになるものだったのでしょう。結城に対して憎しみを感じていたのとは、別の狂気を感じる紘海の表情に、ぞくっとさせられるラストでした。
第二子出産後初めての連続ドラマ主演となる北川さん。1シーン1シーンの紘海の葛藤が痛いほど伝わってきて、子どもを思い絶望する姿に何度も目が釘付けになりました。紘海目線で見れば、無責任な社長に見える結城。誤解を招く言動をしているだけで、結城自身にもさまざまな事情があるのでは?と感じました。
紘海が誘拐まがいのことをしてしまったところで幕を閉じた第1話。紘海と萌子の生活はどうなっていくのか。「YUKI デリ」の食品混入事故の真相、事件を追う記者・東砂羽(仁村紗和)の動きも気になるところ。次回の放送も楽しみです!