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先生のうどん愛が熱すぎる、大阪に丸亀製麺が大人の体験教室

2025.07.20

先生のうどん愛が熱すぎる、大阪に丸亀製麺が大人の体験教室
丸亀製麺のうどん教室「手づくり体験教室」が、連日予約客でにぎわう東京の1号店に続いて大阪に2号店を出店。子どもだけではなく大人にも大人気とのことで、その秘密を探るべく体験してみると、熱い演出と手厚い待遇でテンションの上がる時間を過ごせました。

■はじめてのうどん打ち体験は体力勝負

今回の取材会には、ファンコミュニティ・丸亀製麺Mochi-Mochiクラブの会員さんが参加。手に絡みつく粉を急いで混ぜます

今回の取材会には、ファンコミュニティ・丸亀製麺Mochi-Mochiクラブの会員さんが参加。手に絡みつく粉を急いで混ぜます

「手づくり体験教室」の大きな流れは、うどん打ち、かき揚げ作り、試食の3工程。和田準平校長をはじめ、丸亀製麺の実店舗で実践を積んできた先生たちが丁寧に作業を教えてくれます。

まずは国産小麦粉に塩水を加えて混ぜる・混ぜる・混ぜる…。すると塊になってきて、生地になったところでいったん寝かせるところまではスムーズに進みます。
ここからが、コシのある麺を作るための作業。生地を足で踏んでこねる工程なのですが、リズム良く踏む必要があるからと、オリジナルソングとダンスが登場します。

「み〜ぎ、ひ〜だり、おいしくな〜れ、ぼくらのあいじょう、ラブ、ラブ、ラ〜ブ」と歌う音楽に合わせて、手の動きも加えた足踏みがスタート。ここから一気に会場のテンションが上がります。

すべての先生が一緒になってダンスを踊り、ハートポーズで"ラブ注入"。息を切らしながら汗だくになって応援してくれ、最後は大きな声で「おいしくな〜れっ!」と愛情込めて生地を育てます。

■まだまだ続く、身体を使ったうどん作り

再度生地を寝かして先生も参加者も息を整えると、次は生地を伸ばす工程へ。手のひらでグイグイ・グイグイ…と押し潰すのですが、念入りにダンスで足踏みされた生地は反発が強く、押し潰した分すぐに戻ってくる始末。

それにめげずにある程度潰れたら麺棒を使って、薄く広げていきます。これも慣れていないとすぐに縮んでくるので埒(らち)が明かない状況に…。結局ここでも先生たちに頼らざるを得ず、一緒に仕上げまでお手伝いしてもらいます。

そして伸ばしきったところで、生地を折りたたんで包丁で切る工程も。当て木に添えながら、長くて平たい専用の包丁を落として3ミリ程度に切っていくのですが、これもなかなか大変。

幅を一定にしようと神経を使うと逆に不ぞろいになるし、時間もかかる…。先生に手を添えてもらいテンポ良く落とすと急にきれいに切り進められるようになりました。
出来上がった麺は順にゆでますが、ここは校長の出番。製麺の技術をマスターした人に与えられる「麺職人」の称号を有し、私たちが作ったコシも太さもバラバラの麺を、「固さや色艶などを見ながら一番良い状態までゆでるんです」(和田校長)と、日によっては1回で15組の麺を時間配分を調整しながら同時にゆであげるのだとか。

この待ち時間に参加者は、かき揚げの材料を選ぶのが通常。今回は時間の制限もあって、かき揚げは先生が先に揚げて準備してくださり、私たちはお稲荷さんを作りながら待つこと15分〜20分。麺の仕上がりの違いでゆで始めた順番とは違う組から出来上がっていき、待望の試食の始まりです。

■想像以上に仕上がった本格麺、いざ実食へ

本来は2人前が想定されている試食

丸亀製麺のうどん教室「手づくり体験教室」で、本来は2人前が想定されている試食

実は普段は2〜4人ひと組での体験が基本で、生地を作るのも「2人前より少し多い方がおいしく作れるから」という理由で器に入る小麦粉は約200g。しかし今回は取材会ということもあってひとりずつの体験にもかかわらず、小麦粉の量は同じだったとのこと。

「暑いのでさっぱりとした冷たいぶっかけを」と準備していただいたのは、必然的にぶっかけ大ほどのうどんが2杯。さらに、揚げ物担当のしば先生が「愛情を込めたので」と、こちらも通常よりカサ増しのかき揚げがなぜかひとり2つずつ…。
自分たちで打ったうどんは、思っている以上にコシがあるんです

自分たちで打ったうどんは、思っている以上にコシがあるんです

食べ始めるとうどんのコシがとてつもなく強く、口に頬張るとかむのに疲れてくるほど。それでも自分で打った麺ということもあり、チュルチュル進む進む。結果的に2人前以上をぺろりと食べてしまいました(通常はひとり、うどん1人前とミニお好みかき揚げ1個です)。

ひとりで参加した取材会ということもあり試食の量はとてつもなく多かったのですが、教室自体の熱量の高さは「今のテンションはどんな方が来られても変わりません」(和田校長)と通常モードだったようです。

今回は短めの約1時間半の体験時間でしたが、大人でも存分に楽しませてもらい、体験終了後にお店から出る際に「いってらっしゃい」と送り出されると、今度また「ただいま」と帰ってきたくなる、そんな場所に感じました。
場所は、京阪電車・守口市駅の西改札口を降りてすぐにある高架下の商業施設「エル守口」西ブロックの1階。体験教室は1日2回で、料金は1名3,300円。2〜4名のグループ体験となり、要予約。詳細は公式サイトにてご確認ください。

丸亀製麺「手づくり体験教室 エル守口」
住所:大阪府守口市寺内町2-1-10 エル守口 西ブロック1F
時間:第1部9:00~12:00、第2部13:30~16:30
料金:3,300円/名
https://jp.marugame.com/tedukuri-class/

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