大阪の川を運行するクルーズ船・ひまわり号が、8月1日から「ひまわり納涼 ビアクルーズ」をスタート。先行して行われたメディア向けの試乗会に参加してきました。
水の都と呼ばれ、いくつもの川が網目のように流れる大阪市内。天神祭や道頓堀川船渡御(ふなとぎょ)などのお祭りで多くの船が行き交う様子は圧巻です。
ですが地元の人たちにとって船渡御はお祭りで運行するもので、自分たちが利用するイメージはあまりないのではないでしょうか? ただ、意外にも大阪市内には多くのクルーズ船が運航しているのです。
フェスティバルタワーなど高層ビルを見て回る「中之島リバークルーズ」や、グリコのネオンサインを船上から見られる「とんぼりリバークルーズ」、約55分で大阪城や中之島を巡るクルーズ「アクアライナー」をはじめ、城のお堀を巡る「大阪城御座船」や水陸両用車で市内観光、クルージングする「大阪ダックツアー」などさまざま。
数ある大阪のクルーズ船の中で、お酒と料理と音楽を楽しむことをコンセプトに「グルメミュージック船」として1998年に誕生した『ひまわり号』が、今回の試乗船です。
船乗り場は、京阪電車・天満橋駅の西改札口からすぐの八軒家浜船着場。大川を上り、造幣局や大阪城天守閣を眺めて桜宮橋(通称・銀橋)で折り返し、天神橋まで下ってから元の船着場へ戻るコースです。
これまで地上から見ていた建物や風景も、さらに低い目線の船上から眺めるとまた違った景色に。また今回は、生ビールやハイボール、ソフトドリンクなどのフリードリンク、生ハムや合鴨スモーク、生うにのムースなどのプティオードブルをいただきながらのクルーズで、のんびり優雅な気分を楽しむことができました。
途中、水と光のショー『OSAKAリバーファンタジー』(この日は雨のため運休)や、同乗するミュージシャンによる生演奏で船内は大盛り上がり。運営する大阪水上バスの岸田俊徳さんが、「知名度はあまり高くないのですが、1度使っていただいたお客様はリピートが多くなってます」と話す通り、体験すれば想像以上に満足できる船上の約90分でした。
ビアクルーズの運行期間は、2025年8月1日(金)〜9月13日(土)の金土曜(8月8日、15日、16日は休み)で、出航時間は夕方18:20。料金は、乗船料・料理・飲み放題・ライブ鑑賞がセットで大人8,000円、など(税込・要予約)。詳細は公式サイトにてご確認ください。