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カンテレ送信塔モニュメント【私のまちの宝もの】

2024.09.25

カンテレ送信塔モニュメント【私のまちの宝もの】

私のまちの宝もの 〜となりの重要文化財〜 Vol.3 「カンテレ 送信塔モニュメント」(大阪市北区)

「私のまちの宝もの」連載へようこそ!
この記事の掲載画像は、最新のデジタル技術で大切に保存しています。
さて、カンテレ扇町スクエア2階の一角に、知る人ぞ知る赤い鉄塔のモニュメントがひっそりと佇んでいます。
それが、「カンテレ扇町スクエアに蘇るテレビ放送の歴史 送信塔モニュメント」です。

「カンテレ扇町スクエアに蘇るテレビ放送の歴史 送信塔モニュメント」
データアドレス:NABFC2EF37OKSFQEXYYMJBV3JMXXPNE2EVPKGPI

その傍らには、昔ながらのブラウン管テレビの形をした案内板が設置されています。この案内板には、鉄塔の歴史や役割についての説明が記されており、往時のテレビ放送技術に思いを馳せることができます。

昔ながらのブラウン管テレビの形をした案内板

このモニュメント設置を担当された関西テレビ放送の職員の方にお話を伺いました。

「この鉄塔は、アナログテレビ放送時代に実際に使用されていた送信塔の先端部分です。東大阪市にある生駒送信所から、アンテナの一部を移築して保存しています。テレビ電波を発信する送信アンテナとして、当社の開局年である昭和33年(1958年)から平成23年(2011年)まで稼働していました。地上デジタル放送への完全移行に伴い役目を終えた後、歴史を伝えるモニュメントとして保存することにしました。」
案内板のデザインについても興味深い話を聞くことができました。

「近隣にキッズプラザ大阪という子ども向け施設があるため、子どもたちにも親しみやすく、かつ学びの機会となるよう工夫しました。具体的には、丸みを帯びたブラウン管テレビをモチーフにし、漢字にはフリガナをふりました。また、文章自体も子どもが理解しやすい平易な表現を使用しています。」
カンテレ扇町スクエアを訪れた際は、ぜひこのモニュメントに足を運んでみてはいかがでしょうか。
テレビ放送の歴史に触れる貴重な機会となるはずです。
アーカイブエクスプローラーのご紹介

今回紹介した画像も関西テレビソフトウェアのホームページのアーカイブエクスプローラー(Archive Explorer)から、直接ブロックチェーン上に保存されているデータを表示することができます。ブロックチェーンとは、デジタルの世界で情報を守る特別な方法です。大切な思い出や地域の宝ものを、より確実に未来に残すことができる技術です。
下記URLをクリックして「カンテレ扇町スクエアに蘇るテレビ放送の歴史 送信塔モニュメント」画像の下に掲示しているデータアドレスで検索してみてください。

Archive Explorer
https://www.ktvs.co.jp/bcdata/viewer.html

私たちは、皆さんが大切にしている場所や思い出を知り、記録し、広くお伝えすることで地域の新たな魅力を発見し、世代間交流の促進や文化を育むきっかけになると考えています。あなたにとっての「わたしのまちの宝もの」にひょっこりお伺いさせていただくかもしれません。 もし紹介したいみなさんの宝ものがあれば、カンテレIDのアカウントでログインしてコメントお願いします。参考にさせていただきます。
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Vol.1 「マウンテンスライダー」
Vol.2 「旧:大阪プールのスタート台(飛び込み台)モニュメント」​
miyoka
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