行ってみよか

美しすぎるコロンビアの万博パビリオン、コーヒーは行列必至

2025.04.27

美しすぎるコロンビアの万博パビリオン、コーヒーは行列必至
4月13日に開幕した「EXPO 2025 大阪・関西万博」(会場:大阪市此花区)。南米で唯一、参加国が自らデザイン・建設するパビリオン(タイプA)を選択したコロンビア共和国(以下、コロンビア)では、美しい自然環境を誇る同国の魅力がたっぷりつまった展示で訪れる人を楽しませてくれます。

コロンビア共和国は南米唯一、タイプAのパビリオン(2025年4月・コロンビア共和国館)

東ゲート側の「大屋根リング」をくぐると目の前に現れる、「エンパワーリングゾーン」。ユニークな建造物が並ぶこのエリアでは、万博のサブテーマ「Empowering Lives(いのちに力を与える)」に由来する「いのちに力を与える」がテーマに掲げられ、各国の文化や伝統、科学技術、自然環境、そして、生命に関連する展示を見ることができます。

「美を生きる国」を五感で体感。

太平洋とカリブ海に面するコロンビアは、「美を生きる国(The Country of Beauty)」をテーマにパビリオンを建設。20世紀の大作家のひとり、作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの「マジックリアリズム(魔法的現実主義)」にインスピレーションを得た、6つの観光地域を巡りながら「五感で体験する」展示となっています。

予約不要のパビリオンに一歩足を踏み入れると、先のガブリエル・ガルシア=マルケスの著『百年の孤独』と、彼が使用したタイプライターが展示されており、その物語のなかで象徴的に出てくる黄色の蝶々(作品では蛾)が天井を舞い、来場者を次のゾーンへと導いてくれます。
そして、コロンビアの豊富な資源に触れることができる(一部イミテーション)ゾーンを過ぎると、1平方メートルあたりの生物多様性が世界一と言われる同国の生態系の展示へ。「生命の樹(Tree of Life)」をモチーフにしたその天井は、動植物の模様が影絵として床に投影されており、より幻想的な雰囲気に。

展示の最後は、コロンビアの花々を「アイデンティティの象徴」として讃える没入型インスタレーションへ。同国はカーネーションの世界的産地としても有名で、そのほか、バラや紫陽花、アルストロメリアなども積極的に輸出しています。まさに百花繚乱、色鮮やかな花々が飾られたゾーンで「美を生きる国」は締めくくられます。

コロンビアの人気フードは行列必至。

コロンビアの代表的なブランド「フアン・バルデス・カフェ」(2025年4月・コロンビア共和国館)

美しい自然の展示を出ると、コロンビアの代表的なブランドで、プレミアムコーヒーの代名詞「フアン・バルデス・カフェ」がスタンバイ。オリジナルの「JUAN VALDEZ® COFFEE」(702円)や甘さすっきりの「アイスモカコーヒー」(918円)、クリームがたっぷりの(フラペチーノみたいな)「ネバドス」(1080円〜)などが楽しめます。人気なので行列に注意。
そして、その隣(向かって左)はフード専用の受付で、コロンビア料理の象徴「レチョナ」(ローストポーク、1,512円)をはじめ、パンデボーノ(チーズパン、400円)、コロンビア産コーヒーやカカオ、アボカドを使用したバスクチーズケーキ(972円)などがいただけます。珍しいところでは、人気のゴールデンラガー「クラブコロンビア」(864円)、日本の黒飴ような味わいの国民的炭酸飲料「ポニーマルタ」(648円)も要チェックです。

現地スタッフと交流、合言葉は「オラ」。

各国の人々と交流できるは、万博の醍醐味。現地のスタッフさんとも積極的にあいさつを交わしていきましょう。コロンビアの公用語はスペイン語です。「Hola (オラ):こんにちは」、「Buenas tardes(ブエナス タルデス):こんにちは(午後)」、「Buenas noches(ブエナス ノチェス):こんばんは」、「Gracias(グラシアス):ありがとう」など、ぜひ使ってみて。
miyoka
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