行ってみよか

未来感じる最新テクノロジー、驚きと楽しみの大阪・関西万博

2025.04.10

未来感じる最新テクノロジー、驚きと楽しみの大阪・関西万博
4月13日(日)に開幕する『2025年大阪・関西万博』。会場の夢洲(大阪市此花区)で9日(水)におこなわれたメディア向け内覧会に訪れると、リング内には国際色豊かなパビリオンが並ぶ一方、リングの外には近い将来に訪れるであろう未来を感じられる国内のパビリオンが建ち並んでいました。

万博の見どころのひとつといえば、見たこともない、感じたこともない最新技術を使った展示ですよね。特に国内パビリオンでは、万博テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現すべく、さまざまな企業が最新技術を紹介していました。

こころもからだも健康に、未来の医療やヘルスケア

なかでも医療分野の最新技術として、「大阪ヘルスケアパビリオン」と「PASONA NATUREVERSE」に展示されている生のiPS細胞はなかなか見る機会のないもの。ひらひらと動く心筋細胞シートや、パソナ館では開発中のiPS心臓がドクドクと脈を打つさまを観察できます。
ヘルスケア館の測定ポッドもぜひ体験したいところです。顔をカメラで撮影するなどして自分の体の状態を知り、25年後の自分の姿が現れると「こんなに老けるのか」と少しショックを受けますが、このほかにも館内には20を超える小ブースがあり、ミライ人間洗濯機をはじめとする未来のヘルス技術を遊びながら学ぶことができ、子どもから大人まで楽しめる空間です。

Perfumeが目の前に、新しいコミュニケーション

万博会場の東ゲートを入ってすぐに建つ「NTT Pavilion PARALLEL TRAVEL」では、声や映像だけではなく、空間そのものを伝送する試みをPerfumeのパフォーマンスを使って紹介。

4月2日に万博記念公園(吹田市)でおこなわれたパフォーマンスを同パビリオンに伝送したものを3Dメガネをかけて追体験するのですが、3人が目の前に立ってるように感じるのはもちろん、照明やステップの振動までも再現されていて、近い将来にはライブ会場に行かずともその場にいるようにステージを楽しめるのかと複雑な気持ちになりながらも、映画で描かれるような近未来を体験できました。

車輪はなくても空飛ぶクルマ、宙に浮く

車輪はなくとも、その役割やコンセプトから空飛ぶクルマと呼ばれてきた機体は万博会場の西の端・フューチャーライフゾーンにある発着ポートで運行予定。今回の万博では実機に乗ることはかないませんでしたが、パビリオン「空飛ぶクルマ ステーション」では大型ビジョンで試乗の疑似体験などもできます。

まだまだ紹介しきれない、未来を感じる展示

もちろん、これらの企業パビリオンや自治体パビリオンをはじめ、アンドロイドが滞在する「いのちの未来」といったシグネチャーパビリオンなどで未来を体験できますが、意外に驚きの大きかったのが「未来の都市」館。

国内の10を超える企業や団体が考える、未来都市や交通、まちづくり、エネルギー、食の未来が紹介されいて、悪路も移動できる獣型の乗り物、無人で動く水中施工ロボット・農業ロボット、CO2を吸収し続けるコンクリートなど、どれも遠い未来や近い未来を感じることができ、各社の技術力に驚くこと間違いありません。

「大阪・関西万博」公式サイト

■ あわせて読みたい記事
おもしろ建築7選、見て回るだけで楽しいパビリオン
まさに天空の散歩道、大阪・関西万博リングは「未来の建築」
miyoka
1