滋賀・琵琶湖で絶滅危惧種がベンチになって登場、30周年記念の琵琶湖博物館にアユモドキベンチ
完成したアユモドキベンチ
30周年を迎えた「琵琶湖博物館」(滋賀県草津市)で開催中の記念企画展示に合わせて、国の天然記念物の淡水魚・アユモドキをかたどったオリジナルのベンチが完成。2026年9月12日(土)から企画展示室に設置されます。
生き物や地域を支える「びわ湖」を体感・学べるよう1996年に開館したミュージアム「琵琶湖博物館」。
11月23日(月・祝)まで開催される企画展「博物館はタイムマシン-魚類学者がみた琵琶湖-」は、琵琶湖にまつわる「標本」をもとに生き物の歴史を追う内容で、開幕1カ月ほどで入場者数5万人を超えるほど話題になっています。
今回登場するベンチのもとになったのは、ドイツの学者・シーボルトが日本から持ち帰った標本を基に名前が付けられた、アユモドキ。日本固有の淡水魚で、絶滅危惧IA類、国の天然記念物にも指定されています。
現在は岡山県と京都府の一部にしか生息しておらず、滋賀県では1992年以降、野生のアユモドキは確認されていない、県内で最も絶滅が危惧される淡水魚のひとつです。
同館は、「アユモドキをもっと多くの人に知ってもらい、その保全について考えてもらうきっかけとして作りました。このベンチには、“いつか滋賀県で再びアユモドキが泳ぐ姿を取り戻したい”そんな願いが込められています」と紹介。
「アユモドキベンチ」は、企画展示室の令和コーナーで9月12日(土)にお披露目される予定で、その後は自由に座ったり記念撮影することができるとのことです。
3D画像の例:国立科学博物館所蔵ビワヒガイ(ツラナガ)
また、リニューアルした「琵琶湖のお魚ポスター」(2,000部限定)が、9月15日(火)から来場者に配布されたり、展示しているタイプ標本もしくは関係するタイプ標本(ホロタイプ)をどの角度からも見ることができる魚類標本3D画像の公開も実施。
新しくなったお魚ポスター
同展の日程は、11月23日(月・祝)までの9:30~17:00で、場所は「琵琶湖博物館」の企画展示室。企画展示の料金は、大人1,180円、大学生740円、小・中学生・高校生170円(常設展示観覧料含む)。
文/霧島怜
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