“人間狩り”で命懸けの脱出劇! 磯貝(横山裕)&ヒナタ(関水渚)の絆が深まる一方、警察が“謎の通報者”に急接近――ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』第6話
“シリアルキラー(猟奇的連続殺人鬼)”を追う、一匹オオカミの 刑事・磯貝史郎(横山裕)と殺人鬼の手に触れると“殺した人数”が見える 異能少女・黒井ヒナタ(関水渚)の新たな事件は、廃工場を舞台にした最悪のデスゲームでした。
8月5日に放送された、水ドラ★イレブン『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』(カンテレ・フジテレビ系/毎週水曜 午後11:00)第6話では、15人を殺してきた猟奇殺人犯・鰐淵元(猪塚健太)による“人間狩り”がついに本格化。これまで“謎の通報者”としてシリアルキラーを見つけてきた磯貝とヒナタは、鎖につながれたまま命を賭けた脱出劇に巻き込まれていきます。
(以降、第6話のネタバレを含みます)
◆傷だらけの磯貝とヒナタ、絶体絶命の人間狩りへ
磯貝とヒナタが廃工場の“狩場”で目を覚ますところから始まった第6話。両腕を鎖につながれ、服には番号が書かれています。目の前には「HumaN HunT」の文字。そして次の瞬間、物陰から容赦なく放たれたネイルガン(くぎ打ち機) の釘(くぎ)がふたりの肩や足を撃ち抜きます。磯貝とヒナタはいきなり絶体絶命の状況に陥ってしまったのです。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』6話 磯貝史郎(横山裕)、黒井ヒナタ(関水渚)
周辺には同じように服にナンバリングされ、釘を撃ち込まれた惨殺体が転がっています。鰐淵は高額バイトを餌に天涯孤独な若者を集め、この廃工場で人間の体を「的」に見立てた身の毛もよだつ“人間狩り”を楽しんでいたのです。
最初は逃げることしかできなかったふたりですが、絶望的な暗闇のなか、わずかな手がかりを頼りに反撃の糸口を探っていきます。磯貝は廃材の中に油などで汚れた複数の“小鏡”が紛れていることに気づきます。鰐淵は物陰に潜むふたりの姿を、この小鏡の反射を利用して視認していたのです。磯貝とヒナタは激痛に耐えながら、交互に鏡を破壊して前進しますが、鰐淵はさらに暗視ゴーグルを装着して迫ってきます。足を撃ち抜かれ、「もう無理かも」と弱音を吐くヒナタに対し、磯貝は「背中に乗れ、諦めんな!」と強く言うのです。
最初は逃げることしかできなかったふたりですが、絶望的な暗闇のなか、わずかな手がかりを頼りに反撃の糸口を探っていきます。磯貝は廃材の中に油などで汚れた複数の“小鏡”が紛れていることに気づきます。鰐淵は物陰に潜むふたりの姿を、この小鏡の反射を利用して視認していたのです。磯貝とヒナタは激痛に耐えながら、交互に鏡を破壊して前進しますが、鰐淵はさらに暗視ゴーグルを装着して迫ってきます。足を撃ち抜かれ、「もう無理かも」と弱音を吐くヒナタに対し、磯貝は「背中に乗れ、諦めんな!」と強く言うのです。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』6話 磯貝史郎(横山裕)、黒井ヒナタ(関水渚)
そんな諦めないふたりを前に、鰐淵は獲物を追い込む快感に酔いしれていました。その自信こそが、磯貝につけ入る隙を与えるのです。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』6話 鰐淵元(猪塚健太)
◆シリアルキラーを倒しても終わらない——警察の追い込み!
転がっていた死体を使って、あえて鰐淵を至近距離まで引きつける磯貝。次の瞬間、ヒナタが鰐淵の暗視ゴーグルに強い照明を直射します。ナイスコンビネーションで、鰐淵の視界と動きを封じて制圧!
ところが、息をつく間もなく次の危機がやってきます。現場に現れたのは、警視庁捜査一課の刑事・鶴岡楓(山崎紘菜)でした。
ところが、息をつく間もなく次の危機がやってきます。現場に現れたのは、警視庁捜査一課の刑事・鶴岡楓(山崎紘菜)でした。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』5話 鶴岡楓(山崎紘菜)
なんと彼女は“謎の通報者”を追うなかで、鰐淵の事件の現場にたどり着いたのです。物陰の気配に気づいた楓は銃を構え、「そこにいるのは、謎の通報者ですか。5つ数える間に出てきて下さい。5、4、3……」と冷徹にカウントダウンを開始します。
追いつめられた磯貝とヒナタは、目配せを交わすと、近くにあった消火器の消火剤を噴射! 視界が真っ白に染まる混乱のなか、回収した鰐淵のスマホを床へ滑らせ、防犯ブザーを鳴らして警察の気を逸らします。煙が晴れたときには、ふたりの姿はありません。
シリアルキラーの鰐淵との攻防だけでなく、“謎の通報者”として警察から追われる緊迫感も一気に高まりました。
追いつめられた磯貝とヒナタは、目配せを交わすと、近くにあった消火器の消火剤を噴射! 視界が真っ白に染まる混乱のなか、回収した鰐淵のスマホを床へ滑らせ、防犯ブザーを鳴らして警察の気を逸らします。煙が晴れたときには、ふたりの姿はありません。
シリアルキラーの鰐淵との攻防だけでなく、“謎の通報者”として警察から追われる緊迫感も一気に高まりました。
◆狩場をくぐり抜けて深まった、磯貝とヒナタの絆(きずな)
第6話、最大の胸アツポイントは、死線を潜り抜けたことでついに“完成”された磯貝とヒナタの信頼関係です。
物語の終盤、病院で治療を受けた帰り道、磯貝は自分がついていながらヒナタに痛々しい怪我を負わせてしまったことを「俺がついてたのに……悪かったな」と本気で悔やみます。しかし、ヒナタは「やめてよ。守ってもらおうなんて思ってないし。てか、共犯者って対等じゃないの?」と一蹴。これまで警戒心を隠さず、軽口を叩(たた)いてきたヒナタが、初めて磯貝を「対等な相棒(バディ)」として認めた瞬間でした。
さらに、姉の話をしながら、子どもの頃の思い出を重ねるようにカプセルトイを回すヒナタと、それに付き合う磯貝。磯貝にも婚約者との記憶がよみがえり、手に入れたキーホルダーを通して、ふたりの間にささやかな思い出の共有が生まれます。その何気ないやり取りが、命がけの狩場をくぐり抜けた後だからこそ、妙にあたたかく見えました。磯貝とヒナタは、大切な人を奪われた痛みだけでつながっているわけではない。少しずつ、今この瞬間の積み重ねでもつながり始めているのです。
物語の終盤、病院で治療を受けた帰り道、磯貝は自分がついていながらヒナタに痛々しい怪我を負わせてしまったことを「俺がついてたのに……悪かったな」と本気で悔やみます。しかし、ヒナタは「やめてよ。守ってもらおうなんて思ってないし。てか、共犯者って対等じゃないの?」と一蹴。これまで警戒心を隠さず、軽口を叩(たた)いてきたヒナタが、初めて磯貝を「対等な相棒(バディ)」として認めた瞬間でした。
さらに、姉の話をしながら、子どもの頃の思い出を重ねるようにカプセルトイを回すヒナタと、それに付き合う磯貝。磯貝にも婚約者との記憶がよみがえり、手に入れたキーホルダーを通して、ふたりの間にささやかな思い出の共有が生まれます。その何気ないやり取りが、命がけの狩場をくぐり抜けた後だからこそ、妙にあたたかく見えました。磯貝とヒナタは、大切な人を奪われた痛みだけでつながっているわけではない。少しずつ、今この瞬間の積み重ねでもつながり始めているのです。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』6話 磯貝史郎(横山裕)
◆楓が優秀すぎる。“謎の通報者”包囲網が一気に狭まる
もうひとつ見逃せないのが、楓の動きです。これまで楓は、“謎の通報者”を追う警察側の人物として登場してきましたが、第6話ではその優秀さがはっきりと見えました。
楓は、“謎の通報者”が2人いることを見抜いただけでなく、磯貝と同じように “非公表の廃工場の血痕騒ぎ”から、現場にたどり着いたのです。その読みの鋭さから、“謎の通報者”のひとりは警察関係者なのではないかというところまで迫っています。これは磯貝にとってかなりまずい状況です。
楓は、“謎の通報者”が2人いることを見抜いただけでなく、磯貝と同じように “非公表の廃工場の血痕騒ぎ”から、現場にたどり着いたのです。その読みの鋭さから、“謎の通報者”のひとりは警察関係者なのではないかというところまで迫っています。これは磯貝にとってかなりまずい状況です。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』5話 鶴岡楓(山崎紘菜)
磯貝は警察官として捜査情報に触れることができるからこそ、ヒナタと組んでシリアルキラーを追えている。しかし、その強みが、そのまま“内部にいる謎の通報者”として疑われる材料にもなってしまいました。また、楓は磯貝の同期であり、彼の過去も知っている人物です。だからこそ、彼女が本気で疑い始めたら、磯貝にたどり着くのは時間の問題かもしれません。
文:鈴木まこと
編集プロダクション・広告制作会社で編集・ディレクター・ライターとして活動。年間100本以上観るほどドラマ好きで、エンタメライターとしても執筆中。
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