女性の悲鳴に酔いしれる21人殺しの猫田陽(小出恵介)が登場! 姉の失踪を追うヒナタ(関水渚)と磯貝(横山裕)を監視する楓(山崎紘菜)の真意とは―― ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』第7話

女性の悲鳴に酔いしれる21人殺しの猫田陽(小出恵介)が登場! 姉の失踪を追うヒナタ(関水渚)と磯貝(横山裕)を監視する楓(山崎紘菜)の真意とは―― ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』第7話
水ドラ★イレブン『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』(カンテレ・フジテレビ系/毎週水曜 午後11:00)の第7話が放送されました。
失踪した恋人のため数々の危機を乗り越えながら“シリアルキラー(猟奇的連続殺人鬼)”を捕らえてきた刑事・磯貝史郎(横山裕)と、殺人犯の手に触れると“殺した人数”が見える異能少女・黒井ヒナタ(関水渚)。不器用ながらも絆(きずな)を強めてきた “謎の通報者”コンビは、警察の捜査網が迫るなかで、また新たな猟奇殺人犯に出会います。

(以降、第7話のネタバレを含みます)

◆盗撮写真に写り込んだアキ——明らかになる過去と、磯貝を襲う24時間監視

警視庁池袋南署で盗撮魔・葛原(前野朋哉)の取り調べを行っていた磯貝は、押収したスマホの画像の中に、思わぬ人物の姿を発見します。それは、1年前に失踪したヒナタの姉・黒井アキ(樋口日奈)の姿でした。写真が撮影された日付は、アキが行方不明になったまさにその当日。派手なドレス姿の写真から、アキがヒナタの美容学校の学費を稼ぐために、週末限定でキャバクラ「CLUB anklet」で働いていたという過去が判明します。

さらにそのキャバクラでは、アキ以外にも、川上真帆(源氏名・セナ)や、近隣の夜職の女性たちが相次いで姿を消しているという気がかりな情報が浮上。磯貝とヒナタは、アキの失踪と連続する行方不明者の背後に、シリアルキラーがいる可能性を嗅ぎ取ります。しかし、直後に磯貝は身動きがとれなくなってしまうのです。

ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』7話 磯貝史郎(横山裕)

前回捕らえた15人もの命を奪った猟奇殺人犯・ 鰐淵元(猪塚健太) の事件で警察内部の情報が使われたことから、警視庁捜査一課の刑事・ 鶴岡楓(山崎紘菜)は「池袋南署の中に“謎の通報者”がいる」と推理。単独行動が多い磯貝を「24時間体制の監視下」に置くことを宣言したのです。ひとまず磯貝は、ヒナタに「待機で」とメッセージを送りますが、ヒナタが素直に止まるはずもありません。

◆ヒナタの行動力と磯貝の推理がつながり、新たな殺人鬼へたどり着く

姉の新情報をつかみ、居ても立っても居られないヒナタは、磯貝のメッセージを無視。アキが働いていた「CLUB anklet」へ新入りのキャバ嬢として潜入を開始します。持ち前の鋭い観察眼で常連客を接客していくヒナタは、失踪したセナや他店のキャバ嬢ムギが、いずれも「池袋駅東口の美容室帰り」に店へ来ていたという決定的な共通点を聞き出します。

ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』7話 黒井ヒナタ(関水渚)

一方、自宅まで楓に張り付かれ、スマホの操作すら制限されている磯貝も諦めてはいません。監視の目をかいくぐりながらヒナタから届いた情報を確認し、葛原の盗撮写真などに写り込んでいた行方不明者たちの共通点を探っていきます。

ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』7話 磯貝史郎(横山裕)

アキ、セナ、ムギの写真に共通して写っていたのは、同じヘアクリップを身につけていたこと。常に監視の目にさらされている磯貝は、警察署の固定電話からヒナタに電話をかけます。被害者への聞き取りを装って、ヒナタに「hair salon Galoという美容室でヘアクリップが配られている」という捜査情報を伝達することに成功しました。

情報を受け取ったヒナタは、hair salon Galo へ。迎えたのは、穏やかな物腰の美容師・猫田陽(小出恵介)でした。

ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』7話 黒井ヒナタ(関水渚)

ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』7話 猫田陽(小出恵介)

予約なしで訪れたヒナタを自然に受け入れ、シャンプー台へ案内します。しかし、何気なくヒナタが彼の手に触れた瞬間、相手の顔に浮かび上がった数字は…まさかの「21」。彼こそが、新たなシリアルキラーだったのです。

店を出た猫田を尾行するヒナタは、彼が首にかけたヘッドホンから漏れる「女性の甲高い悲鳴」を聞きつけます。猫田が21人もの女性を殺害し、その悲鳴を録音して愛でているという偏執的な“こだわり”を突き止めるのでした。

◆楓の表情ににじむものとは。揺れる感情が今後の鍵に?

第7話で、サスペンスのなかに人間ドラマとしての深みを与えていたのが、磯貝を24時間監視する同期・楓の存在とその切ない立ち位置でした。

彼女は「“謎の通報者”は警察内部にいる」という鋭い推理で磯貝を追い詰める優秀な捜査官であると同時に、3年前に失踪した磯貝の婚約者・川田 梓(小島藤子) の友人でもあります。雨の中で磯貝の自宅を見張り、招き入れられた部屋で手際よくご飯を作り、「やっぱ史郎君って優しいね」と微笑む姿には、単なる同僚や捜査対象に対するもの以上の、深く切ない感情が滲(にじ)み出ていました。

ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』7話 磯貝史郎(横山裕)、鶴岡楓(山崎紘菜)

「史郎君にはもっと自分の人生を生きて欲しいの」と訴える彼女の言葉は、磯貝を疑いながらも「彼を救いたい」という葛藤に満ちています。楓役の山崎紘菜さんが魅せるその絶妙な表情と揺れる視線には、友情以上の想い…もしくは、まだ明かされていない別の感情が潜んでいるようにも見えます。

ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』7話 鶴岡楓(山崎紘菜)

◆女性の悲鳴に酔う男——猫田陽が放つ戦慄の存在感

もうひとり、第7話の後半で圧倒的なオーラと不気味さを放ったのが、新たなシリアルキラー・猫田陽を演じた小出恵介さんです。「21人を殺した美容師」という強烈な役で登場しました。

ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』7話 猫田陽(小出恵介)、黒井ヒナタ(関水渚)

猫田は、一見するとお洒落(しゃれ)で物腰が柔らかく、客の悩みに親身に耳を傾ける「街の人気の美容師」です。しかし、その爽やかな笑顔の裏にチラつかせる不穏な空気が尋常ではありません。ヒナタを接客する一連のシーンでは、観ているこちらまで息が詰まるほどの緊迫感を醸し出していました。

さらに圧巻だったのは、店じまいをした夜のトンネルのラストシーンです。ヘッドホンから漏れ聞こえてくる、過去に殺害した女性たちの甲高い悲鳴と叫び声。それを「最高の音楽」であるかのように目を閉じ、恍惚(こうこつ)とした表情で噛(か)みしめながら歩く猫田の姿は、まさに戦慄の一言でした。

磯貝への執着を見せる楓と、ただならぬ存在感を見せつけた猫田。このふたりの登場人物により、第8話もさらにヒリヒリする展開が予想されます。
文:鈴木まこと
編集プロダクション・広告制作会社で編集・ディレクター・ライターとして活動。年間100本以上観るほどドラマ好きで、エンタメライターとしても執筆中。
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