磯貝(横山裕)が追い続けた婚約者・梓の事件に新たな真実! 捜査線上に浮かんだ覆面アーティストの正体判明、楓(山崎紘菜)の発砲で急展開—— ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』第10話
ようやく黒井ヒナタ(関水渚)が猟奇犯に姉を奪われた過去を乗り越えた、水ドラ★イレブン『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』(カンテレ・フジテレビ系/毎週水曜 午後11:00)。
9月2日に放送された第10話は、衝撃の展開が続く回となりました。ついに、刑事・磯貝史郎 (横山裕) の婚約者・川田梓(小島藤子)を奪ったと思われるシリアルキラー(猟奇的連続殺人鬼)が動き出したのです。
(以降、第10話のネタバレを含みます)
(以降、第10話のネタバレを含みます)
◆梓の事件に浮かぶ“HACHISU”の影。突き放されたヒナタも動き出す
殺人犯の手に触れると“殺した人数”が見える力を持つヒナタとタッグを組み“謎の通報者”としてシリアルキラーを警察に密告していた磯貝。しかし彼はヒナタに 「能力は使うな」と伝え、ヒナタとの関係を絶とうとします。そんな磯貝に後輩刑事・牧野信一(奥野壮)から、梓が「失踪当日に着ていた服を使ったオブジェ」によく似た奇妙なアート作品の画像を見せられます。一般には未公表の写真で、そのギャラリーには“髪の毛を使った不気味な作品”が並び、覆面アーティスト“HACHISU”の展示画像として流出しているという情報がもたらされます。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』10話 磯貝史郎(横山裕)、牧野信一(奥野壮)
そして磯貝は、刑事課への異動と、警視庁捜査一課の刑事・ 鶴岡楓(山崎紘菜)とペアを組んでHACHISUの捜査および“謎の通報者”の特定を命じられるのです。つまり磯貝は、捜査の中心に置かれながら、同時に自分自身が “謎の通報者”として 警察から尻尾をつかまれそうな状態。それでも、磯貝にとって梓の事件の真相を追わない理由にはなりません。さっそくHACHISUの作品を扱うギャラリー関係者の馬宮に接触しますが、馬宮もHACHISUの素性は知らない様子で、捜査は難航します。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』10話 磯貝史郎(横山裕)、鶴岡楓(山崎紘菜)
一方、磯貝から遠ざけられたヒナタも諦めてはいません。磯貝の動向を独自に追い、馬宮に接触して能力を試すもシリアルキラーの証拠となる数字は見えず、自らHACHISUを誘い出す決意を固めます。 HACHISU の作品には緑色の髪の毛を使った展示がないことに気づき、髪を鮮やかな緑色に染めて「私の髪も使ってください」とメッセージを送信。見事に返信を引き出し、指定された場所へと単身向かいました。
ヒナタからのメッセージカードで呼び出された磯貝も、監視役の警察官の隙を突いて脱出。尾行してきた楓とともに駆けつけます。しかし、静まり返る屋敷でヒナタを待っていたのは、想像を絶する人物でした。
ヒナタからのメッセージカードで呼び出された磯貝も、監視役の警察官の隙を突いて脱出。尾行してきた楓とともに駆けつけます。しかし、静まり返る屋敷でヒナタを待っていたのは、想像を絶する人物でした。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』10話 黒井ヒナタ(関水渚)
◆なぜお前が? 憧れと執着が暴走する、あまりにも不可解な行動
暗がりから姿を現したのは、なんと牧野。彼は、自分がHACHISUを演じており、HACHISUという人物が本当は存在しないことを明かします。目的は、磯貝の相棒である“もうひとりの謎の通報者”を誘い出すことだったというのです。
ヒナタは覚悟を決めて牧野に詰め寄り、彼の手に直接触れます。しかし、ヒナタの視界に「数字」は浮かび上がりませんでした。つまり、牧野は誰の命も奪っていない「シリアルキラーではない」ということです。
踏み込んできた磯貝に対し、パニックに陥った牧野は発砲し、ヒナタを人質に取ります。「お前が梓をやったのか?」と問う磯貝に、牧野は「先輩みたいに…ほんとはずっと先輩に憧れてて…俺…なりたかったのに…」と、感情を爆発させて叫びました。
彼が梓を殺害していないことはヒナタの能力によって確定しています。それなのになぜ、シリアルキラーを仕立て上げ、磯貝とヒナタを試すような真似をしたのか。謎の通報者をあぶり出すだけなら、ヒナタを人質にしたり銃を構えたりする必要はないはずです。しかし牧野は、敬愛する磯貝への歪(ゆが)んだ憧れと、追い詰められた恐怖の狭間でもがきながら暴走しました。その一方で印象的だったのは、追い詰められた後輩刑事・牧野の葛藤と狂気を熱演した奥野壮さんの、観る者の胸を強く揺さぶる演技。それにしても…牧野にいったい何が…?!
ヒナタは覚悟を決めて牧野に詰め寄り、彼の手に直接触れます。しかし、ヒナタの視界に「数字」は浮かび上がりませんでした。つまり、牧野は誰の命も奪っていない「シリアルキラーではない」ということです。
踏み込んできた磯貝に対し、パニックに陥った牧野は発砲し、ヒナタを人質に取ります。「お前が梓をやったのか?」と問う磯貝に、牧野は「先輩みたいに…ほんとはずっと先輩に憧れてて…俺…なりたかったのに…」と、感情を爆発させて叫びました。
彼が梓を殺害していないことはヒナタの能力によって確定しています。それなのになぜ、シリアルキラーを仕立て上げ、磯貝とヒナタを試すような真似をしたのか。謎の通報者をあぶり出すだけなら、ヒナタを人質にしたり銃を構えたりする必要はないはずです。しかし牧野は、敬愛する磯貝への歪(ゆが)んだ憧れと、追い詰められた恐怖の狭間でもがきながら暴走しました。その一方で印象的だったのは、追い詰められた後輩刑事・牧野の葛藤と狂気を熱演した奥野壮さんの、観る者の胸を強く揺さぶる演技。それにしても…牧野にいったい何が…?!
◆楓はなぜ撃った? 優秀な刑事らしからぬ発砲が残した違和感
磯貝に問われ、牧野が真実を語ろうとしたその瞬間、乾いた銃声が部屋に響き渡りました。引き金を引いたのは、まさかの楓。彼女の放った銃弾は牧野の胸を撃ち、牧野はその場に崩れ落ちます。
えっ、楓も?!一体どうしたというのでしょうか…。
刑事として、楓が牧野を止めようとしたこと自体は理解できます。けれど、どうしても違和感が残るのです。牧野は真実を話そうとしていたかもしれない。磯貝も、彼を落ち着かせようとしていた。そのタイミングで、なぜ楓は発砲したのか。これまで優秀な刑事として描かれてきた楓だからこそ、引っかかります。
えっ、楓も?!一体どうしたというのでしょうか…。
刑事として、楓が牧野を止めようとしたこと自体は理解できます。けれど、どうしても違和感が残るのです。牧野は真実を話そうとしていたかもしれない。磯貝も、彼を落ち着かせようとしていた。そのタイミングで、なぜ楓は発砲したのか。これまで優秀な刑事として描かれてきた楓だからこそ、引っかかります。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』10話 鶴岡楓(山崎紘菜)
発砲後の楓は、銃を構えたまま震えていました。意図的に黙らせたのか、それとも極限状態で判断を誤ったのか。どちらにも見えるからこそ、怖い。第10話は、楓への見方を一気に揺さぶる回になりました。
◆牧野は何を知っていたのか。梓の真実は、さらに深い闇へ
HACHISUの正体が牧野だった、というだけでも十分に衝撃でした。けれど、第10話が本当に怖いのは、その先です。
磯貝とヒナタの“共犯者”コンビは、ここからどう動くのか。牧野は助かるのか。楓はいったい何を抱えているのか。そして梓の命を奪った本当の犯人は誰なのか。最終話に向かうこのタイミングで、謎が多く残る第10話でした。
磯貝とヒナタの“共犯者”コンビは、ここからどう動くのか。牧野は助かるのか。楓はいったい何を抱えているのか。そして梓の命を奪った本当の犯人は誰なのか。最終話に向かうこのタイミングで、謎が多く残る第10話でした。
ドラマ『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』10話 磯貝史郎(横山裕)、鶴岡楓(山崎紘菜)
文:鈴木まこと
編集プロダクション・広告制作会社で編集・ディレクター・ライターとして活動。年間100本以上観るほどドラマ好きで、エンタメライターとしても執筆中。
編集プロダクション・広告制作会社で編集・ディレクター・ライターとして活動。年間100本以上観るほどドラマ好きで、エンタメライターとしても執筆中。
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